【ハイドレーション】プラティパス・ビッグジップEVOをオススメする5つの理由

登山には水分補給が必要不可欠です。
登山中に脱水になると頭がいたくなったり、ふらついたりしてとても危ない状況に陥ります。
しかし、頻繁にザックを下ろして給水するというのは結構骨が折れる作業です。

そこで、ハイドレーションというチューブ付の水筒を使うことで、ザックを下ろさずに必要なときにすぐに給水をすることが可能になります。

各社からハイドレーションが発売されており、それぞれ特徴が異なります。
この中でも筆者はプラティパス ビッグジップEVO 2.0Lを愛用しています。

今回の記事では、プラティパス ビッグジップEVO 2.0Lをオススメする理由を5つ紹介します。

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ジップの幅が広いため、中を洗いやすい

プラティパス ビッグジップEVOのオススメポイント1つ目は、ジップが端まで開くため洗浄しやすい点です。

プラティパスの中に山の湧き水を入れると、小さいゴミが混入することがあります。また、夏の暑い時期には汗で失ったミネラルを補給するためアミノバイタルをプラティパス内の水に溶かすことがあります。
これらの場合には、帰宅後にプラティパス内部を何回も水でゆすいだり、時には洗剤で洗うことが必要になります。この場合、プラティパスの口は広いため洗浄しやすく、大きなメリットとなります。

一方、他社のハイドレーションの中には口が狭いものもあり、この場合洗浄性に難があります。

プラティパスの口は端まで開く。
よって洗浄や乾燥しやすい。(写真は旧モデル)


プラスチックの味がしない

プラティパス ビッグジップEVOのオススメポイント2つ目は、水にプラスチックの臭いや味が付かない点です。

普通、プラスチックにはプラ臭という独特の臭いや味があります。
プラスチックと水が接触することで、この臭いや味がプラスチックから水へと移行します。当然、水の味は不味くなります。

プラティパスの内側にはプラ臭のない特殊フィルムがラミネート(張り合わせ)されているため、プラ臭がありません。(筆者体験済み)
よって、水を美味しく飲むことができます。

口元をロックできるので水漏れしない

プラティパス ビッグジップEVOのオススメポイント3つ目は、口元を二重でロックできるので水漏れしにくい点です。

1つ目のロック「口噛み方式」です。
これは、口元のプラスチックを口で噛むことにより変形させ、水の流路が開くという仕組みです。
他社のハイドレーションでは、ロックが「口噛み方式」の1つだけになっていることが多いです。
しかし、この口噛み方式のロックだけでは、荷物でロック部分が変形したり、使用劣化によってプラスチックが永久変形してしまい、気付かないうちに水が漏れて荷物を濡らしてしまうことがあります。(筆者経験済み。山小屋の床をびしょびしょにしました。)

しかし、プラティパス ビッグジップEVOには2つ目のロックとして「回転ロック」が付いています。
これはその名の通り、回転部分を回して水の流路を塞ぐという仕組みになっています。
ザックをテントや山小屋で下ろす際には、この回転ロックをかけることで確実に水漏れを防ぐことができます。

プラティパス ビッグジップEVOに搭載された2つのロック部分。(写真は旧モデル)


破けないという信頼性(実体験)

プラティパス ビッグジップEVOのオススメポイント4つ目は、耐久性が高い点です。

プラスチックのボトルがザック内で破けた場合、大惨事になります。
一眼カメラが濡れれば10万円単位の出費となり、シュラフが濡れれば暖を取れなくなり、最悪遭難します。

筆者はプラティパス ビッグジップEVOを3年以上、毎月2回程度登山に持ちだしているのですが、全く破ける気配はありません。未だに現役です。
ネットで他の人の使用経験を調べたところ「10年使い続けてようやく穴が1つあいた」というレビューも目にしました。
ビッグジップEVOの耐久性はかなり高そうです。

BPA(ビスフェノールA)が無いので安全

プラティパス ビッグジップEVOのオススメポイント5つ目は、BPA(ビスフェノールA)を含まないため安全な点です。

BPAは、一部のプラスチックや接着剤に含まれる、いわゆる環境ホルモンです。
いまから20年ほど前に、BPAは体内のホルモンを狂わせ、心臓病や肥満、心疾患の元になるとして騒ぎになったことがあります。

最近、中国製の安価で聞いたことのないメーカーのハイドレーションが通販サイトで出回っていますが、この点ではやや不安が残ります。

合わせて買いたい

プラティパス ビッグジップEVOと合わせて購入すると便利な品々を、以下に紹介します。

専用ケース

専用の収納ケースです。
この収納袋の役割は「保冷」「保護」の2つです。
プラティパス内の水温が上昇するのを防ぎ、ザック内でプラティパスが他の荷物によって傷つくのを防いでくれます。

洗浄キット

専用の洗浄キットです。
プラティパス本体と口元とを繋ぐチューブは内径10mm程度ととても細くなっているため、専用のキットがないと洗うことができません。
特に、後述する粉末ポカリなどを入れた場合には、使用後にチューブ内も洗浄することが望ましいです。

粉末タイプの電解質

粉末タイプの電解質です。
汗をかきやすい夏山では、水分と一緒にミネラルも失ってしまいます。
筆者は夏のアルプスで水だけを補給して8時間歩き続けたのですが、ミネラル不足から頭痛に陥ってしまいました。
そこで、夏季にはアミノバイタル等の粉末タイプの電解質をプラティパス内の水に溶かし、補給することをオススメします。
粉末タイプであれば軽く、ザック内で場所も取りません。

登山用ザック

登山用ザックです。
登山用ザックには、プラティパス専用の収納スペースがあります。
また、ザック上部にはプラティパスのホース専用の穴が空いています。

登山用ザック
created by Rinker
登山専用ザックの専用口から、プラティパスのチューブを伸ばした図。


注意点:プラティパスのサイズは3種類ある

プラティパス ビッグジップEVOには、容量別に「1.5L」「2.0L」「3.0L」の3タイプがあります。
個人的には2.0Lあれば過不足がないと思います。
ただし、汗っかきの人は3.0Lを、逆にあまり水を飲まないと言う人は1.5Lでも良いでしょう。(前述の収納袋のサイズを、プラティパスのサイズに合わせる必要があることに要注意)



プラティパスに水を多めに入れていき、バーナーを使った調理用の水に使うこともできます。(いわゆるヤマメシです)
今回の記事は以上になります。

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