X-H1とXF16mmF1.4 R WRで撮る手持ち夜景の紹介【ナイトハイクに最適】

山でナイトハイクをすると、昼間とは違った景色を楽しむことができます。

月に照らされる山岳、夜明け前の地平線のマジックアワー、満点の星空。などなど…。
これらの夜景を記憶だけでなく記録(写真)に残したいと考える方は多いと思います。
しかし夜景はとても暗いため、普通のカメラではこれらの夜景を撮影することは難しいです。
三脚を使えば撮影できることもありますが、ナイトハイクでいちいち三脚を立てるのは厳しいですよね。

そこでオススメしたいのが、「優秀な手振れ補正機能」「明るいレンズ」「高感度に強いカメラ本体」を兼ね備えたカメラ一式です。
このシステムであれば、手持ちで夜景撮影をすることが可能となります。

筆者が愛用している富士フイルムのシステムの場合、カメラ本体X-H1とレンズXF16mmF1.4 R WRが上記カメラ一式に該当します。

X-H1は5軸手振れ補正のついた高感度に強いカメラ本体。
XF16mmF1.4 R WRは明るいレンズに該当します。
さらに、XF16mmF1.4 R WRは広角レンズのため、風景撮影に最適です。

今回の記事では、筆者がナイトハイク中にX-H1XF16mmF1.4 R WRを使って撮影した夜景を紹介します。
併せてカメラ設定についても記載をしてあります。

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写真紹介

以下に作例を紹介します。
尚、すべての写真はjpeg撮って出しで、現像や編集は行っていません。
ブログ用にサイズを25%に圧縮していますが、保存品質は100%です。



以下の写真は、満月に照らされる深夜の御嶽山・五の池小屋のテラスを撮影したものです。
シャッタースピード(ss)を低速1/2秒とし、さらに絞りをf1.4まで下げ, ISO感度を3200まで上げることで、テラスを明るく撮影できました。
また、明るい星であればちゃんと空に写っています。

シャッタースピードが1/2秒の場合には手振れする確率が高くなりますが、このシステムでは優秀な5軸手振れ補正機能に助けられ、手振れすることなく撮影ができています。

f1.4, ss1/2, ISO3200




下記作例は、日の出30分前の御嶽山山頂とその手前の二の池を撮影したものになります。
1枚目の作例よりは明るい天候条件になります。

この作例では、シャッタースピードを1/8秒まで遅くすることでISO感度を500まで下げることでき、ノイズを少なく撮影できました。

手振れ補正機能が弱いカメラの場合、シャッタースピードを速くする必要があります。この場合必然的にISO感度が高くなり、写真に高感度ノイズが乗ってきます。

f1.4, ss1/8, ISO500




その他、同じタイミングで撮影した作例を以下に紹介します。

f1.4, ss1/8秒, ISO3200

f1.4, ss1/20, ISO3200

ナイトハイクの注意点!

ナイトハイクは、登山に慣れた人(上級者)向けです。
登山初心者の方がいきなりナイトハイクを実施しないようにしましょう。
見えない障害物に躓いて転倒・滑落したり、道を間違えて遭難するリスクがあります。

慣れた方でも、必ず明るいヘッドライトを携行し、さらにスマホアプリのGPS機能を活用することで道迷いに備えましょう。

安全なナイトハイクの楽しみ方については、以下記事に記載しています。

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合わせて購入したい

カメラやレンズと合わせて用意すると良い品を、以下に紹介します。



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登山でレンズを使う際には、保護フィルターを付けることをオススメします。
登山ではレンズにゴミや汚れが付着しやすく、直に拭いてしまうとレンズを傷つけてしまいます。反射率がわずか0.3%のHAKUBA製「XC-PRO」であれば、画質の劣化はありません。コスパの高い保護フィルターです。(レンズの径にあったフィルターを選択しましょう)



カメラやレンズを通常環境に放置すると、数年後にはカビが生えてしまい画質に影響が出ます。一度生えたカビを除去することはとても困難です。カビが生える前に防湿庫で保管することをオススメします。

防湿庫の選び方とおすすめメーカー・機種の紹介
カメラやレンズを、カメラバッグに収納しっぱなしの人は多いのではないでしょうか。この状態だと、数年後にはカメラやレンズにカビが生えます。カメ...



レンズキャップに紐を付けましょう。
崖下にレンズキャップが落下してしまうと回収できなくなります。



ブロワーを用意しましょう。
登山ではレンズや保護フィルターに埃や汗が付着しやすいのですが、ブロワーで拭き飛ばせば傷つくことはありません。



ブロワーで拭き飛ばせない汚れについては、レンズクロスで落としましょう。
ティッシュで汚れを落とすと、高確率で傷がつきます。



今回の記事は以上になります。

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