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3日目。北股岳と朝日

日時は10月4日の朝5時20分です。
薄明りが差してきました。明けない朝はありません。今日も希望に満ち溢れています。
…とか黄昏れていたら、気付いたら日の出まで30分を切っていました。北股岳の山頂で日の出を見る予定だったのに、コースタイムで50分も掛かります。果たして間に合うのだろうか。

急ぎ北股岳山頂を目指します。梅花皮小屋は鞍部に位置しているため、山頂までいかないと朝日に照らされる周囲の景色を見渡すことはできません。

北股岳山頂へ到着しました。食料などの荷物が軽くなったこともあり、コースタイム50分のところを20分で到着することができました。自称フォトグラファーの意地を見せた瞬間です。

日の出に間に合いました!

朝を迎える小国町です。

太陽の高度が高くなってきました。

鳥居と朝日です。

本日縦走する稜線も赤くそまっています。草紅葉自体が赤いのか、朝日で赤くなっているのか区別が付きません。

北股岳の影が出来ています。おもしろいですね。
門内岳と門内小屋

次は門内(もんない)岳と門内小屋を目指します。

長距離を縦走してきたため、周囲の景色が変わってきました。東北電力の新潟火力発電所と、その向こうには日本海が見えます。

写真中央の建物が門内小屋。
写真左の赤い屋根が、門内岳山頂です。

山頂まで、あともう少し。

門内岳(標高1,887m)に到着しました!

門内小屋の水場にて、水を補給していきます。往復10分です。

踏み後が複数あって水場への道は分かりにくいです。右が門内小屋のテント場で、水場へはここから左奧へと進みます。今回はピンクテープがあったため、これを辿っていきました。

ホースから豊富に水が出ています。味もとても美味しいです。
ラストピーク・地神山

次は地神山を目指して進みます。

このあたりから、再び赤い紅葉が目立つようになってきました。
(門内岳~烏帽子岳の間では、赤い紅葉はあまり見かけませんでした)

胎内山を経由していきます。

紅葉のすばらしい稜線歩きです。

これは、扇ノ地紙から東側に伸びる梶川尾根です。
今回の下山地点である飯豊山荘に下るためは、梶川尾根を使う事もできます。一方、今回は朳差(えぶりさし)岳の紅葉を見たいので、より北側に位置する丸森尾根から飯豊山荘へと下山します。コースタイムは20分伸びるだけです。

赤い紅葉の密度が明らかに増えてきました。

すばらしい紅葉です。もはや言葉はいりません。

紅葉を見すぎて気分が高揚しています。
なんでもないです。

右奥のピークが地神山です。

山頂標識を視界に捉えました。

地神山(標高1,849m)に到着しました!
今回の山行のラストピークです。感無量ですね。
朳差岳と紅葉の絶景

分岐地点の地神北峰まで下ります。

地神北峰です。

地神山北峰からは、朳差岳周辺の紅葉を見ることができます!
長い稜線歩きのご褒美です。ここまで歩いてきてよかった。

頼母木(たもぎ)小屋と紅葉です。

朳差小屋と日本海です。もう1泊追加して朳差小屋に泊まり、大石ダムへと下山するのも楽しそうです。
難路・丸森尾根を下る

丸森尾根を下り、飯豊山荘へ下山します。

丸森尾根は一般ルートですが、かなり荒れています。
上の写真のようにガレ場は序の口です。

紅葉を見ながらの美しい下山かと思いきや、すぐに景色を見る余裕は無くなってきます。

鎖やロープの付いていない岩場を下ります。ただし、ここはホールドがしっかりしているためあまり難しくはありません。

斜度が45度くらいある下り坂で、岩が丸く削れてしまっておりとても滑りやすいです。

登山道の段差は大きいです。1mくらいの段差は序の口です。

人の背丈ほどもある段差を、多数乗り越えていきます。

紅葉を見ながら小休止。

写真だと分かりにくいのですが、切り立った崖のすぐ横を巻くようにトラバースしていく登山道です。緊張を強いられる箇所です。

夫婦清水の分岐点に差し掛かりました。左に進むと登山道。右に進むと夫婦清水です。

夫婦清水へと下る道は、そこまで荒れてはいません。

水が出ています。水場には羽虫がたくさんいたため、苦手な人は上部で水を汲んでくるとよいでしょう。


10メートルほどの高さのある岩場を、2カ所下ります。
ホールドはしっかりしていますが、クライムダウン(腹を山側にして下っていくこと)をしないと危ないです。鎖やロープはありません。
ちなみに、現在下っている丸森尾根と並走する梶川尾根も同じ程度荒れているとのことです。よって、どちらを選択しても大差はありません。より長く主稜線の景色を楽しむという意味では、筆者は丸森尾根をおすすめしたいです。

飯豊山荘の登山口に到着しました!いつものことながら、山頂を踏んだときよりうれしいです。疲れた…。

2021年10月4日現在、飯豊山荘さんは機材故障のため日帰り入浴を中止しています。今回は、車で10分ほど移動した箇所にある梅花皮荘さんの日帰り入浴を利用させていただきました。源泉かけ流しで、しかも料金は500円ととてもリーズナブルです。

車に乗り込み、飯豊山荘を後にします。米沢駅まで1時間強の距離を運転します。

この時期、小国町ではいたるところでキノコが販売されています。
今回は、森のめぐみ直売所さんにてキノコを購入しました。
長年の夢だった紅葉最盛期の飯豊山を縦走することができ、感無量です。今回の記事は以上になります。