【残雪期・雪山登山】御嶽山~青い瞳の三ノ池~

2021年5月30日に、まだ残雪の残る御嶽山に日帰り登山にいってきました!

御嶽山の紹介

御嶽山は、標高3,067mを誇る活火山です。大小さまざまな大きさや色の火山湖が点在しています。5月末ごろになると三ノ池が雪解けし始めて、まるで青い瞳のようになります。

御嶽山は複数の山岳から成ります。最高峰・剣ヶ峰はこの時期火山規制のため登山禁止となっており、摩利支天が実質的な最高峰となります。

御嶽山には複数の登山口がありますが、この時期に一般的なのは濁河温泉から登るコースです。(残雪期に五ノ池以外から登っている記録を、あまり筆者は見たことがありません)

本ルートの詳細

今回の記事で紹介するルートの詳細を、以下に記します。

濁河温泉→五ノ池小屋→摩利支天→五ノ池小屋→濁河温泉(コースタイム8時間半)

尚、旺文社「山と高原地図 御嶽山 小秀山・奥三界岳 (山と高原地図 40)」に本ルートの詳細が記載されています。地図を持たない登山は危険です。必ず地図を持って入山するようにしましょう。

登山開始~蛙岩まで

濁河温泉駐車場に駐車します。
この駐車場には約50台駐車が可能で、料金は無料です。
今回は、午前7時時点でまだ少しだけ空きがあります。


駐車場には、トイレが併設されています。


2019年の台風被害により、従来の登山道入り口は閉鎖となっています。


迂回路へと進みます。


迂回路はとてもよく整備されています。


登山道下部ではすでに雪が融けており、高山植物が咲いています。
これはハクサンイチゲですね。


一部、木道もあります。


7合目に到着しました。


7合目には、ジョーズ岩があります。
まるでジョーズ(サメ)のような岩…なのか?



こちらは蛙岩です。無事に家に帰れるように登山者を見守ってくれる、ありがたい岩です。


五ノ池小屋まで

まだ登山道上に雪はありません。


のぞき岩にやってきました。のぞき岩からは、御嶽山を望むことができます。
御嶽山は明らかにガスに包まれています。しかし、本日の天気は回復する予報なので、好天になることを期待します。


徐々に雪が出てきました。標高3,000mを超す御嶽山は豪雪地帯となるため、5月下旬になってもそれなりに雪が残っています。


平地に掛かった雲の影が美しいです。


この時期には、雪が部分的にとけて、ゼブラ模様になった山肌を見ることができます。


雪渓をトラバースしていきます。ピッケルは必要なく、トレッキングポールが2本あれば十分です。不安なら軽アイゼンを付けるとよいでしょう。


雪渓は複数個所あります。


雪が融けて無くなっている箇所も。


五ノ池が見えてきました。


五ノ池小屋と青い三ノ池

五ノ池小屋に到着しました!
この時期、五ノ池小屋は休業していることもあれば、営業していることもあります。(事前に要確認)


五ノ池小屋の外にはテラスが併設されており、小屋で買った飲み物や軽食をここで頂くことができます。


寒い場合には、小屋の中も利用可能です。


そして五ノ池小屋の向こう側には…雪解けの三ノ池を眺めることができます。
この池は、5月下旬になると雪が解け始めて、数週間の間、青い瞳のような姿になります。


摩利支天

摩利支天(標高2,959m)を目指します。
この時期、御嶽山最高峰の剣ヶ峰(標高3,036m)には火山規制のため登頂不可能となっています。よって、摩利支天が登頂可能な峰の中では最高峰となります。ただし、摩利支天に登るためには12本アイゼンとピッケルが必須となるため、登山者がとたんに少なくなります。

(五ノ池小屋まで往復したり、三ノ池の周囲を周回するだけなら、トレッキングポール2本と軽アイゼンがあればOK)


上部から、三ノ池を望みます。


分岐点、飛騨頂上にやってきました。


目の前に見えるのは剣ヶ峰方面です。天気は徐々に回復してきているようです。


摩利支天へと進みます。


途中で装備をピッケルと12本アイゼンに換装し、トラバース道を進んでいきます。


摩利支天頂上(2,959m)に到着しました!
おかしい、天気がガスって来て何も見えない…。


数分待つと、ガスが晴れてくれました。

話は変わりますが、この地点は雪とアイスのミックスとなっているため、12本アイゼンを岩に引っ掛けて転ばないようにしましょう。転ぶと数十メートル下へ真っ逆さまで、致命的になります。
(それなりに登山経験の豊富(なつもり)の筆者も、アイゼンを引っ掛けて転びかけました。油断は禁物です)


青い瞳の三ノ池(ベストアングルから)

来た道を戻っていきます。


天気がだいぶ回復してきました。


三ノ池を見ながら、来た道を戻っていきます。


五ノ池小屋まで戻ってきました。青空に青い瞳の三ノ池が映えます。


余裕があれば、ぜひ三ノ池の周囲を回り、五ノ池小屋の反対方向にまで足を延ばすことをおすすめします。


五ノ池小屋と反対側からは、上記のように山麓に抱かれる青い瞳の三ノ池を眺めることができます。


下山と温泉

みたびの五ノ池小屋へと戻ってきました。下山を開始します。


来た道を戻ってきます。


美しい樹林帯です。


駐車場へと戻ってきました。


下山後には、登山口近くにある濁河(にごりご)温泉・市営露天風呂に入ります。

茶色く濁った天然のお湯で、湯温も熱すぎないので長時間入りやすく、とても気持ちのいいお湯です。しかも源泉かけ流しで、料金はわずかに600円とリーズナブルです。



今回の記事は以上になります。

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