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【厳冬期・雪山登山】白馬岳~完全氷結した白馬大池を越えて~

2021年4月9~11日の日程で、白馬岳に2泊3日のテント泊で登ってきました!

積雪期・白馬岳の紹介

白馬岳は、北アルプス北部の後立山連峰に位置する標高2,932mの山です。火山湖である白馬大池などが見どころです。日本海に面しているため冬~春にかけては気象が荒く、天気の許すタイミングでしか登頂することができません。

7月の白馬大池。水深は最大で13.5mもあり、日本で2番目に深い火山湖とのこと。


4月の白馬大池は結氷しており、上を歩くことができる。(ただし気温によっては溶けていることもあるので要注意)


4月。三国峠付近から白馬岳山頂を望む。


ルートの詳細

今回辿ったルートの詳細を以下に記します。

【初日】つが第2ペアリフト終点→天狗原(コースタイム3時間)
【二日目】天狗原→白馬大池→小蓮華岳→白馬岳山頂→小蓮華岳→白馬大池→天狗原(同12時間半)
【最終日】天狗原→栂池ロープウェイ山頂駅(同50分)

本ルートについては、山と渓谷社の「厳選 雪山登山ルート集」や、同「雪山登山」に詳細が記されています。
雪山では雪崩防止のため、通行できるルートが限られています。
必ずルートを下調べしてから通行するようにしましょう。

登山開始まで

栂池高原スキー場のリフト乗り場から400mほど進んだところにある第二駐車場にて、車中泊しました。
このスキー場には3つの駐車場がありますが、夜間車を停められるのはここだけです。(詳しくはこちら)


第二駐車場にはトイレがあります。夜間も利用可能です。


道端にフキノトウが生えています。下界の季節はすっかり春ですね。
花が咲く前に採取して天ぷらにするとおいしいです。


駐車場から400mほど歩き、リフト乗り場へとやってきました。


受付で「ゴンドラリフトイヴ」の往復券を購入します。
料金は約2,600円也。
(ゲレンデマップはこちら)


ゴンドラリフトイブに乗り、上部を目指します。
乗車時間は20分です。この距離を歩かなくて済むのはとても助かります。スキー場の豊富な地域ならではですね。


ゴンドラリフトイヴを降りました。
次は、栂池ロープウェイが運行していればこれに乗るのがベストですが、あいにく本日は運休です。
(栂池ロープウェイの運行情報はこちら)

この場合、「①ここから登山を開始する」「②動いているリフトに乗って少しでも標高を稼ぐ」の2択となります。
今回は②を選択し、つが第2ペアリフトへ乗りました。
料金は片道約250円也。現地で現金支払いとなります。


つが第2ペアリフトに乗り上部を目指します。


登山開始~天狗原まで

つが第2ペアリフトを降りて左手に進み、「立入禁止」の札が立っている箇所が登山口となります。


樹林帯をトラバースする箇所もあり、ルートファインディングが難しいです。


林道に合流しました。
ここを進んでいけば間違いありません。


林道には大きなS字カーブになっている箇所もあります。ここでは林道を通らず、樹林帯を突っ切るとショートカットすることもできます。
ただし樹林帯には斜度が急な箇所もあるため、どちらを進むかは自己判断でお願いします。


歩くこと1時間。本日運休中の栂池ロープウェイの山頂駅に到着しました。


ここで林道は終わり、完全な山道に入っていきます。


標高を上げるにつれて風速が強くなってきます。
雪煙が激しく舞っています。


目の前に見えるのは白馬乗鞍岳です。
今日はこれを越えて、その先にある白馬大池にて幕営予定です。


白馬乗鞍岳の手前にある天狗原に辿り着いたところで、周囲は完全にガスに包まれまてしまいました。
しかも風速は20mくらいあります。


これ以上進むのは無理だと判断し、天狗原にて幕営することにします。
天狗原は平らな地形をしておおり、幕営しやすいです。(ただし無雪期には幕営不可)


設営時に強風にあおられて、金属製のテントポールが曲がってしまいました。
いかに風が強かったかがわかりますね…。
(ただしペグとスノーアンカーを正しく固定した後は、テントが安定しこれ以上ポールが曲がることはありませんでした。)


白馬乗鞍岳と白馬大池

翌朝を迎えました。予報どおり天気は快晴です。
明け方まで爆風でしたが、午前7時ごろになると風も落ち着いてきました。

天狗原から西側には後立山連峰を見渡すことができます。(左から鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳、白馬鑓ヶ岳など)
本来の幕営地だった白馬大池よりも、天狗原の方が好展望地ですね。


東側には頚城(くびき)山塊を見渡すことができます。
左から焼山、火打山、妙高山です。


火打山と焼山のアップ。


天狗原の西側に位置する白馬乗鞍岳を越えていきます。
この斜面は雪崩の発生地点となっているため要注意です。事前に日本雪崩ネットワークで情報を確認するようにしましょう。

通常は、写真中央のやや盛り上がっている地形を登っていきます。
画面中央~右のくぼ地は雪崩が発生しやすいところなので近づかないように。
雪崩が発生しやすいときには、写真右側(東北方面)の尾根から登ることもできます。


白馬乗鞍岳の斜面にて。
斜度が急なので、当然ピッケルを刺しながら登っていきます。


斜面を登りきると、ケルンが見えてきました。


白馬乗鞍岳(標高2,436m)の山頂に到着しました!


ここから白馬大池に向かって一旦標高を下げていきます。
この時期、池は雪と氷に覆われており、上を歩くこともできます。
(ただし季節が春に移るにつれて氷が解けてくるので、自己責任でお願いします)


白馬大池の上にトレースを刻んでいきます。
この時期ならではです。


小蓮華山

白馬大池からは、小蓮華山を越えて白馬岳山頂を目指していきます。
予定よりも手前の地点に幕営してしまったため、あまり時間がありません。
慎重に、しかし急いで登っていきます。


おや、登山道脇に白くて丸っこい物体が…。


白毛の雷鳥さんです。
か、かわいい…。
草でも食べているのでしょうか。


あ、こっち向いた。


雷鳥さんと小蓮華岳。


雷鳥トラップに引っ掛かること10数分。
先に進むことにします。時間がないのに勘弁してもらいたいものですね…。


標高を上げるにつれて、周囲の展望が再度効くようになってきます。
こちらは鹿島槍ヶ岳。


後立山連峰と太陽。


進んできた道を振り返る。
まさしく天空の稜線歩きです。


いくつかの小ピークを越え


鞍部を越え


小蓮華山(標高2,766m)に到着しました!


こちらは高妻山です。


こちらは頚城山塊です。

次ページでは、いよいよ白馬岳山頂へと至ります。

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