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BenQ製モニタ・SW271を写真編集におすすめする6つの理由

以前、筆者は10年前に購入した20インチモニタを使って写真編集をしていました。その当時はこのモニタの画質には十分満足していたのですが、ある時期を境にキャリブレーション可能な4Kモニタを導入したところ、これまでとは写真画質が一変しました。この変化は、コンデジを高い一眼のカメラに変える以上の変化でした。

さらに、これまで気が付かなかった写真の不具合にも気が付けるようになりました。これはきっと、写真上達にとても効果があると思います。もう絶対に元のモニタには戻れません。

様々なモニタを経て、現在はBenQ製のモニタ・SW271を使用しています。
今回の記事では、SW271を写真編集におすすめする6つの理由を紹介します。

本記事の対象者
・写真編集を行なう人
・写真印刷をする人

大画面27インチ・4K表示可能

SW271は大画面27インチで、さらに4K表示が可能です。
(世の中には27インチでも4K表示非対応のモニタも多いことに要注意)

SW271は、写真を大きく・高精細に表示することができます。
この分、写真を大迫力で鑑賞したり、様々な不具合(ピントが合っていない、ブレている)に気が付きやすいです。不具合に気づくことができればその場で修正したり、次の撮影時に対策できるようになります。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: %E5%85%83%E5%85%A8%E4%BD%93.jpg
星景写真です。
ブログのサイズで見ると、問題ないようにも見えますが…。



画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: %E5%85%83%E6%8B%A1%E5%A4%A7.jpg
上の写真を拡大すると、見事に星がピンぼけています。
拡大せずとも、4Kモニタなら一発でわかります。




また、RAW現像時には写真を等倍(1:1)に拡大して編集することがあります。
27インチであれば、拡大表示をしても画面に余裕があります。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 全体表示_R-1.jpg
lightroomで星空写真を編集している図。写真は全体表示されている。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 等倍表示_R.jpg
写真編集をする際は、上記のように等倍(1:1)表示をした方が、パラメーターを追い込みやすい。
SW271であれば、等倍表示をしても広い範囲を表示できる。


一方、BenQには27インチよりも大きいモニタも存在しますが、大きすぎて逆に使いづらいと思います。個人的に、PC作業には27インチが最適だと思います。

ハードウェアキャリブレーションに対応

SW271はハードウェアキャリブレーションに対応しています。

モニタの色は、正確ではありません。
特にモニター使用時間が長くなるほど、正確な色から外れてきます。

RAW現像をしていい写真ができた!と思って、それをSNSにアップしても、実は正確な色から外れていて色飽和していたり、あるいは薄い色になっていた、ということは実際に有る話です。

そこで、定期的(1か月に1度ほど)にハードウェア・キャリブレーションをしてディスプレイの色を正確なものに合わせる必要があります。

ところが、どのモニタでもハードウェア・キャリブレーションを行えるわけではありません。ハードウェア・キャリブレーションを行うには、対応したモニタ(と専用のキャリブレーター)が必要になります。

SW271はハードウェア・キャリブレーションに対応しており、この点は問題ありません。

キャリブレーションツールを使って、画面をキャリブレーションしている様子。


10bit(1億7,000万色)表示に対応

SW271は10bit(1億7,000万色)表示に対応しています。

一般的なモニタは、8bit(1677万色)にしか対応していません。
一方、SW271は10bitに対応しており、表示できる色数は、なんと約10億7000万色です。
bit数の効果を最も顕著に感じる場面は、グラデーションです。
bit数が高いほど、自然なグラデーション表示が可能となります。

ただし、10bit表示をするためには、モニタの他に「グラフィックボード」「アプリケーション」「写真データ自体」が10bitに対応している必要があります。

10bit表示に対応したグラフィックボードとしては、NVIDIA製のQUADRO P2000がオススメです。
QUADRO P2000は10bit出力できるのみではなく、RAW現像にも大きな効果を発揮します。

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10bit表示に対応したアプリケーションの代表格は、Photoshopやlightroomです。(ただし、ソフトの設定を変える必要があります)

写真については、jpeg撮って出しの場合8bitとなっていることが多いです。
RAW現像時に10bit出力とすることで、10bitのjpeg画像を作製することができます。(ただしrawデータが対応している必要有り)

10bitの写真は、自己鑑賞用途やプリントアウトにとてもオススメできる機能です。

一方、SNSでは10bitの写真を共有しても、自動で8bitに変換されてしまいます。これは、世の中のスマホモニタなどが8bitにしか対応していない為です。
これから世の中の10bit環境が整備されてくることに期待しましょう。

IPS液晶の採用

SW271ではIPS液晶が採用されています。

IPS液晶では、見る角度が変化しても色がほとんど変化しません。(=視野角が広い、ということ)
RAW現像時に、ずっと同じ体勢を保っているのは大変ですよね。椅子に寄りかかりたいときもあれば、前のめりになりたいときもあると思います。このような場合でも、SW271であれば座る位置に寄らず同じ色を出力してくれます。

一方、下位モニタに使われている他の方式の液晶では視野角が狭く、見る角度によって色が異なってしまいます。この環境では、RAW現像で正確に色を出すことは難しいでしょう。

極端な話、このように斜めから画面を見ても色味の変化は感じません。
IPS液晶、恐るべし。

adobe RGB対応

SW271はadobe RGBの色空間をカバーしています。

モニタよりも印刷物の方が色の範囲が広いです。adobe RGBとは、印刷物向けに主に緑色の範囲を拡張した色空間です。印刷をメインで行う場合や、FineArtAmericaなどAdobe AGB対応のサイトに写真をアップロードする際には、adobe AGB対応のモニタを使用した方がよいです。

adobeRGB, sRGB, 印刷物(CMYK)の色空間


一方で、SNSにアップする用途や、web応募のフォトコンテストに応募する場合にはAdobe RGBに対応している必要はありません。世の中の機器やアプリの大半は(通常の規格である)sRGBにしか対応していないため、adobeRGBの写真を表示しても、自動的にsRGBに変換されてしまうからです。

モニターフードが付属している

SW271にはモニターフードが付属しています。

外部から光が差し込むと、モニタの色はわずかに変化します。この状態で写真編集をしてしまうと、狙ったのと違う色になってしまいます。これを防ぐのがモニターフードの役割です。

SW271に付属しているモニターフードは専用なので、簡単に取り外すことができ使いやすいという点においてもメリットがあります。

SW271の上左右を覆うようにモニターフードが取り付けられています。


モニターフードの上部には、キャリブレーションツールのケーブルを通すための穴も開いています。


まとめ

SW271は、27インチ、ハードウェアキャリブレーション対応、4K表示、10bit表示対応、Adobe RGB、モニターフード付属など機能が詰まっているにも関わらず、実売価格はわずか100,000円台前半です。
他社の同スペックのモニタであれば、200,000円は超えます。
とてもコスパが良く、オススメできるモニタです。

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今回の記事は以上になります。

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