【夏山登山】白峰三山~富士山と名峰を眺める絶景の稜線歩き~

2021年8月27~29日の日程で、南アルプスの白峰三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)に2泊3日のテント泊で登ってきました!

白峰三山とは

白峰三山(しらねさんざん)とは、南アルプス南部に位置する、北岳、間ノ岳、農鳥岳の総称です。いずれも日本に23座しか存在しない3,000m峰であり、そのうち北岳と間ノ岳は日本の標高第2、3位を誇る高峰です。

稜線上は森林限界より上部となっており、絶景を堪能することができます。

今回のコース詳細

今回のコースの詳細を、以下に記します。

(初日)広河原→北岳肩の小屋(コースタイム5時間半)
(2日目)北岳肩の小屋→北岳→間ノ岳→農鳥小屋(同4時間半)
(最終日)農鳥小屋→農鳥岳→大門沢小屋→奈良田(同8時間半)

尚、旺文社「山と高原地図 北岳・甲斐駒 (山と高原地図 42)」に本ルートの詳細が記載されています。地図を持たない登山は危険です。必ず地図を持って入山するようにしましょう。

登山開始~大樺沢

芦安駐車場にて前日車中泊します。駐車場は複数あり、この中でも「市営第二駐車場」が最もバス乗り場に近いです。市営第二駐車場は埋まりやすく、この場合には手前の駐車場に停めることになります。いずれの駐車場も駐車料金は無料となっています。


始発のバスにのって、広河原を目指します。時間は約1時間、料金はバス料金、協力金を合わせて、片道1,530円です。
(バスの時刻表はこちら)


広河原に到着しました。中央の建物は広河原インフォメーションセンターで、中にはトイレがあります。


ここから登山開始です。


歩くこと5分、広河原山荘に到着しました。
広河原山荘はコロナの影響で休業中ですが、奧(写真右側)の水道からは飲料水を汲むことができます。


山道に入ります。


北岳にいくためには、白根御池小屋ルートと、大樺沢コースの2つがあります。秋になると(2021年度の場合には9月1日を過ぎると)、後者のルート上にある橋が撤去されるため、通りにくくなります。
今回は後者のルートを通ります。


大樺沢コースは、美しい沢沿いのコースです。


今回は沢の水量が多く、登山道上に水が流れている箇所も多いです。写真右下の部分は沢…ではなく、れっきとした登山道です。


秋の花が咲いています。


登山道からは、たまに北岳を見ることができます。


滑りやすい木の板。
トレッキングポールが2本あると良いでしょう。


一部、紅葉しかけている木も。
今年は夏が寒かったぶん、紅葉が早そうですね。


大樺沢ルートでは、枯れた沢を何回か横切ります。
間違って枯れた沢に誘い込まれないように要注意。進むべきは左ではなく、右奥です。


この橋は、秋になると撤去されます(2021年の場合は9月1日)
撤去されてしまうと靴を抜いて沢を渡渉することになり、この場合難易度とコースタイムが上がります。素直に白根御池ルートを通るのがよいでしょう。


お花畑です。


おそらくハクサンフウロです。


ミヤマミミナグサですね。


大樺沢二俣(おおかばさわふたまた)に到着しました。


北岳肩の小屋まで

大樺沢二俣には仮設トイレがあります。


クモマベニヒカゲという高山蝶です。
準絶滅危惧種で、筆者もあまり目にしたことはありません。会えてラッキー!


しかも、2羽もいます。


と思ったら、蝶がめっちゃ集まってきました。
お前、準絶滅危惧種じゃなかったのか….。


大樺沢二俣からは、二俣どころか登山道が4方向に分岐しています。北岳肩の小屋を目指そうとして、白根御池小屋方向に道を間違えやすいので要注意です。登山道を歩いていて、標高が上がらずにトラバースしていたら、それは白根御池小屋へと向かってしまっています。


北岳肩の小屋方面に歩を進めます。


気の早い紅葉です。


稜線上に出ました。


森林限界よりも上にでると、周囲の展望が効くようになります。
こちらは甲斐駒ヶ岳ですね。


甲斐駒と登山者。


稜線上を、北岳肩の小屋へと進んでいきます。


一部、岩を登る箇所があります。トレッキングポールをしまった方が登りやすいです。


北岳肩の小屋にて。夕方、夜

北岳肩の小屋に到着しました!2021年現在、北岳肩の小屋の特徴は以下の通りとなっています。

  • テント泊の場合には予約必要なし。
    ただし混雑が予想される場合には規制するのでホームページを要確認(宿泊は要予約)
  • テント泊料金は、1人1泊あたり1,000円
  • 幕営数は約50張


ドリンク、軽食メニューも豊富です。
水は、1Lあたり100円で購入可能です。


北岳肩の小屋のテント場は、約50張を擁する広大なテント場です。


初日は、ガスが出たり取れたりといった天気です。


ガスが出てきたので、ブロッケン現象で遊んでみました。太陽と反対側にガスが出た場合に、ガスの中に自分の影ができる現象です。


時刻は移り変わり夕刻です。
山肌が美しい赤色に染まります。


甲斐駒とテント。
南アルプスには森林限界下のテント場が多いですが、この北岳肩の小屋は森林限界よりも上部にあるため、絶景を楽しむことができます。


仙丈ケ岳と夕暮れ。


夕日が中央アルプスの向こう側へと沈みます。長かった初日が終わりを告げます。


時刻は移り変わり深夜です。
半月に照らされるテント場。


仙丈ケ岳と夜景です。

次ページでは、絶景の稜線歩きを堪能しながら、標高日本第2位の北岳と、同3位の間ノ岳を経由し、幕営地・農鳥小屋を目指します。

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