2020年3月6日に、伯耆大山(ほうきだいせん)に日帰り雪山登山にいってきました!
伯耆大山は、鳥取県の日本海近くに位置する独立峰です。
一般登山道が通っている中では、標高1,709mの弥山(みせん)が最高峰です。
晴れていれば、山頂からは鳥取市街と日本海を一望できます。
日本海近くに位置するため厳冬期は気候が厳しく、3月に登るのがよいでしょう。
(4月になると雪はほとんど解けてしまいます)
目次
今回のルート
今回通ったのは以下のルートです。
駐車場→六合目避難小屋→頂上避難小屋→六合目避難小屋→本谷避難小屋→大山寺→駐車場(コースタイム5時間40分)
登山開始~6合目避難小屋まで

時刻は午前9時過ぎ。羽田発米子空港行きの飛行機に乗り、そこからレンタカーで南光河原駐車場にやってきました。
この駐車場が最も登山口に近いです。その代わりに、スキー場が開いている期間には有料になり、駐車料金は1,000円です。今回はスキー場が閉まっているため無料となります。

駐車場には約50台の車が駐車可能です。
午前9時過ぎの時点で、残りの駐車可能台数は5台程度となっていました。

駐車場にはトイレがあります。

登山口に取り付くには、いったん駐車場を出て、左方向に1分程度進みます。

ここが夏山登山道の入り口です。

登山スタート!
しばらくは、よく整備された石階段を登っていきます。

序盤はブナ林の中を登っていきます。

枯れたブナの隙間から見える青空が美しい。

標高1,100m地点に到着しました。
登山開始地点は約800mで、山頂は1,709mです。
まだ半分も登っていません。
まだまだ遠い道のりですね…。

いつのまにか、道は石階段から雪道へと変化しています。

背後には、鳥取市街地と、そしてうっすらと日本海が見えます。

6合目避難小屋に到着しました。

6合目避難小屋には携帯トイレブースがあります。

小屋は2階建てとなっていますが、そこまで広いわけではありません。
おそらく緊急時の利用を想定しており、計画的な宿泊はすべきではないでしょう。
大山山頂へ

時刻は11時20分。
ガスが出てきて、山が隠れています。

ご覧の通り、太陽もガスの中です。

頂上を目指し、登山再開です。
傾斜がきつくなってくるので、12本アイゼンを装着し登っていきます。

ガスの中をハイクアップ。
ガス晴れてくれないかなぁ…。

奇跡的にガスが取れてきました!
左手に、目指す大山山頂が見えます。


ガスは出たり取れたりを繰り返しています。

大山山頂が近づいてきます。

ここから先は木道を歩いていきます。
アイゼンで歩くと木道を傷つけてしまうので、できればアイゼンを外したいところ。
それか、積雪期であれば進行方向左側の雪の上を歩くのもよいでしょう。

木道が設置された経緯が記載されています。
かつて木道が無かったころには、登山者の踏み後で土砂流出が進み、山頂付近の緑が消えてしまったとのこと。
整備して頂いた方々に感謝ですね。

ガスと雪の幻想的な風景の中を進んでいきます。

この木道を進み切ると…。

石室に到着しました。

左が大山山頂(弥山)です。
ちらほらと人影が見えますが…。

実は、弥山頂上へは立ち入り禁止看板が立っています。
おそらく、登山道が脆いからという理由なのでしょう。
しかし、積雪期には脆い登山道は雪の下に隠れてしまうため、アイゼンとピッケルがあれば行けそうな気もします。
ここは自己判断でお任せします。

ということで、ここを大山山頂(弥山, 標高1,709m)ということにします!
下山、大神山神社

下山していきます。
下山し始めると天気が回復してくるの図。

六合目避難小屋まで戻ってきました。

六合目避難小屋の先で、行者登山道へとルートを取ります。
登ってきたときとは別ルートです。

北壁の近くまで下ってきました。

これが大山の北壁です。
角度がえげつないですね。
クライミングで登られることもあるようです。

北壁の説明図。

こちらは本谷避難小屋です。
立ち寄りたいのですが、どこから登っていいのかわからない…。
まるで難攻不落の砥石城のようです。

階段を発見し、なんとか本谷避難小屋に到着しました。

中は広々としています。
しかもトイレまでありました。(トイレットペーパーは要持参)


下っていきます。
右は作業道、左が登山道。
左に進んでいきます。

登山道を下っていくと…

お寺が見えてきます。


大神山(おおがみやま)神社に到着しました。
ここは、1805年の歴史ある神社です。

大神山神社には参拝可能ですが、内部は写真撮影禁止です。
鎌倉のお寺と比較しても、遜色のない立派な作りでした。
ぜひ直接見るのがよいでしょう。

途中にある神門は、前後が反対になっています。
国の文化財に指定されているとのこと。

石畳みの道を進んでいきます。

かわいいお地蔵さんです。


本堂に寄り道します。

目的はこちらです。
鐘を鳴らしにきました。

駐車場へはもうすぐです。

ゴール!
お疲れ様でした。

大山、最高の山でした。
最高の山行をありがとうございました。
