【星空・星景撮影】カメラ、設定方法、天候の紹介【登山】

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天候条件

明かりがあると星空は見えなくなります。
星を見えなくする4大要素は「月」「太陽」「街明かり」「雲」の4点です。

星のみを撮影したかったり、天の川を撮影したい場合には、「①月が地球の反対側に隠れている時間帯」か「②月は見えているけれど、新月の日」を狙いましょう。

月が明るいと弱い星は見えなくなってしまうためです。①は国立天文台から、②は月の朔望のページから確認することができます。

(補足:月の明るい時間帯に山並みを撮影するという方法もあります。この場合は、星撮影というよりは星撮影になります)

7月の三俣山荘にて、月が出ていない時間帯に天の川を撮影。
f1.4, ss15, iso1000, 24mm



3月の穂高連峰を撮影。月が出ていたため星はあまり見えないが、その分山並みをはっきり写すことができた。
f1.4, ss20, iso320, 24mm



このような、月の状態によって撮れる写真の違いについては、以下記事で解説しています。

月の状態によって、撮れる星景写真は変わってきます
「天の川をうまく撮れない」「星景写真(星と風景の写真)を撮ろうとしても、風景が黒く潰れてしまう」などのように悩んでいる方は多いと思います。...

太陽

日没1時間後~日の出1時間前であれば、太陽の影響を受けず星を撮影することができます。
日の出・日の入り時間は国立天文台から確認することができます。

日の出30分前の仙丈ケ岳稜線上にて。
星は見えないが、代わりに青とオレンジに染まる地平線が美しい。通称「マジックアワー」

街明かり

街灯りの影響を受けない場所に撮影にいきましょう。

北アルプス、南アルプス、上信越の森林限界より上であれば問題ありません。わざわざそのために山登りできない!という方には、野反湖大弛峠大清水をオススメします。いずれも車のみでアクセスすることが可能です。

8月の野反湖にて撮影。
f1.4, ss20, iso1000, 24mm


5月の大清水にて撮影。
f1.4, ss20, iso1000, 24mm

当然ですが、空に雲がかかっていると星を撮影することはできなくなります。

まずは撮影当日の天気予報をチェックしましょう。雨の日は論外です。ですが、晴れ予報でも油断は禁物です。地上は晴れていても山に雲がかかっている場合があります。一般的に山の天気が悪くなるのは、冬型の気圧配置のときや、日本列島近辺に低気圧や前線が掛かっているときなどです。

天気図をチェックし、日本列島を高気圧が覆っている日であれば文句はありません。雲1つない絶好の撮影日和です。天気図はバイオウェザーサービスから1週間先まで予想することが可能です。

山の専用気象予報サイトであるヤマテンからは、山の天気予報を見ることができます。また、SCWからは、1時間ごとの雲の動きを予測することができます。

【山の天気予報】SCWの特徴と使い方を紹介します
山で不意に悪天候に襲われると、低体温症、視界不良による道迷い、水による転倒滑落など、致命的な状況に陥ることもあります。 そこで、各種...



次ページでは、星空を撮影するためのカメラ設定について紹介します。

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