【おすすめ】登山用三脚は3つの基準で選べば大丈夫。

山にカメラと三脚を持っていくと、星空を撮ることができます。しかし、世の中には様々な三脚があります。メーカー、素材、段数、太さ、価格…。どれを選べばよいか悩ましいです。選び方を間違えると風でカメラが動いて星がブレてしまったり、あるいは不必要に重すぎて体力を消耗してしまうといったトラブルが起きます。

登山用には、軽さと剛性を両立したカーボン製のものをオススメします。また、素材の他にはパイプ径段数に着目すればよいです。メーカーとしては、性能と価格を両立したslik製のものをオススメします。

登山用三脚の選び方と理由
・素材…カーボン(軽さと剛性を両立しているため)
・段数…コンパクト重視なら4段、剛性重視なら3段
・パイプ径…ミラーレスなら22mm、一眼レフなら25mm


今回の記事では、登山向けの三脚の選び方と、筆者がオススメするslik製の三脚を紹介します。

三脚の選び方

まずは三脚の選び方について以下に記載します。

素材

三脚の素材には、アルミやカーボンなど様々なものがあります。ずばり、カーボン製の三脚を選びましょう。カーボンは軽さと高剛性を両立した素材です。カーボン製の三脚ではやや値が張りますが、上手にメーカーを選べば出費を最小限に抑えることができます。

パイプ径

三脚の剛性はパイプ径で表されます。

重いカメラほどパイプ径の太い(=剛性の高い)三脚を選ぶ必要が出てきます。目安として、ミラーレスカメラであれば22mm、一眼レフであれば25mmのパイプ径を選びましょう。当然、パイプ径と三脚の重量とはトレードオフの関係にあります。

尚、三脚のスペックの1つに「耐荷重」というものがありますが、あまりあてにはならないとされています。パイプ径で選ぶほうが確実です。

段数

三脚には、3段と4段とがあります。撮影時の安定性(ブレないこと)を重視するのであれば3段を、収納時のコンパクトさを重視するのであれば4段を選びましょう。

3段の方が三脚下部のパイプ径が太くなるため安定性が高くなります。4段の方が、三脚を畳んだ際の全長が短くなるため持ち運びに有利です。登山をする際には三脚をザックの横に外付けすると持ち運びやすいです。この際に、ザックの頭から三脚が飛び出さないのであれば、3段の三脚を購入するのが良いでしょう。この飛び出しを許容できない場合には、4段の三脚を購入するのが良いでしょう。

オススメ三脚の紹介

以下にSLIK製のオススメ三脚を紹介します。

ミラーレスカメラユーザーの場合

ミラーレスカメラユーザーには、ずばり、SLIKライトカーボン E63をオススメします。

SLIKライトカーボン E63のスペックは以下の通りです。

  • パイプ径…22mm
  • 重量…980g
  • 段数…3段
  • 収納時全長…595mm
  • 値段…20,000円台

E63はコスパと軽量を両立した三脚です。他社の同スペックの三脚の場合、重量が1.2kgあったり、重量は1kgでも値段が80,000円したりします。コンパクトさを求める場合には、E63が4段式になったSLIKライトカーボンE64が良いでしょう。E64の収納時の全長は530mmとなっており、コンパクトです。

一眼レフユーザーの場合

一眼レフユーザーには、SLIKライトカーボンE73をオススメします。

SLIKライトカーボン E73のスペックは以下の通りです。

  • パイプ径…25mm
  • 重量…1,745g
  • 段数…3段
  • 収納時全長…640mm

一眼レフカメラはミラーレスカメラよりも重量が重くなるため、パイプ径25mmを確保する必要があります。その分、三脚の重量も必然的に重くなってきます。コンパクトさを求める場合には、E73が4段式になったSLIKライトカーボンE74が良いでしょう。 E74の収納時全長は535mmとなっており、コンパクトです。


ただし、E73やE74の重量はそれぞれ1,745gと1,775gで、それなりに重いです。これは、付属の雲台が「3way雲台」となっているからです。そこで軽量化を求める場合には、自由雲台SBH-120 DQ Nを別途購入し交換するとよいでしょう。これだけで285gの軽量化になり、E73の場合、三脚トータルの重さは1,460gになります。

三脚で撮った写真の紹介

SLIKライトカーボン E63を使って筆者が撮影した夜景を紹介します。

使用したカメラ本体は富士フイルムのミラーレスカメラX-T3。交換レンズはXF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WRです。カメラとレンズの合計重量は約1kgとなります。尚、三脚を使った撮影のため、レンズの手振れ防止機能をOFFにして撮影しています。

撮影時の気象条件は風速約10m/sec。森林限界上でもろに風を受ける状態でした。

1枚目

1枚目の作例を以下に紹介します。これは赤石岳頂上から、富士山と雲海を撮影したものです。写真上部に光っているものは太陽ではなく、満月です。

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シャッタースピードは60秒、換算焦点距離は27mmです。風が強い中で長時間露光をしたため、雲が流れているのがわかるかと思います。

富士山と雲海。
カメラ設定はシャッタースピード60s, f8, iso500, 換算焦点距離27mm




上記写真の富士山と前景の山並の箇所を等倍表示したものを以下に示します。風速10m/secの中で60秒もシャッターを開いたにも関わらず、山の輪郭が全くぼやけていないことがわかるかと思います。

富士山と雲海。の等倍表示。

2枚目

2枚目の作例を以下に紹介します。これは赤石岳避難小屋と雲海を撮影したものです。シャッタースピードは60秒です。換算焦点距離は62mmとなっており、1枚目よりも不利な条件(ブレやすい条件)になっています。1枚目と同様、風が強い中で長時間露光をしたため、雲が流れているのがわかるかと思います。

赤石岳避難小屋と雲海。
カメラ設定はシャッタースピード60s, f8, iso500, 換算焦点距離62mm




上記写真の山小屋の箇所を等倍表示したものを以下に示します。風速10m/secの中で60秒もシャッターを開いたにも関わらず、山小屋の輪郭が全くぼやけていないことがわかるかと思います。

赤石岳避難小屋と雲海。の等倍表示。



今回の結果から、SLIKライトカーボン E63は、とても良い三脚だと言えます。今回の記事は以上になります。

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