写真にハマってしばらく経つと「もっとうまく撮りたい」と思うようになってくると思います。しかし、漠然と写真を撮っているだけでは、なかなか上達はしません。写真にはある程度決まったルール(シーン別のおすすめの設定や構図など)があるため、最初のころはこれらを学ぶだけで大きく写真が上達します。
今回の記事では、写真歴7年で、海外でも表彰された経験のある筆者が初心者の頃に読んでいた写真の書籍を2つ紹介します。
目次
風景写真の正しい撮り方
1冊目は、学研プラスから出版されている「風景写真の正しい撮り方」です。
この本には、写真イロハのイである「シャッタースピード」「絞り値」「ISO感度」「ホワイトバランス(WB)」の役割が書かれています。さらに、撮影毎にこれらの設定をどのように変更して撮影すればよいかが記載されており、とてもおすすめできます。また、風景写真の中でも山岳撮影のテクニックについても記載されています。
具体例を挙げると、以下のような具合です。
・風景撮影時には、全体にピントを合わせるために絞りをF8以上に絞る
・朝焼けや夕焼けの撮影時には、見たままの赤い色を出すために、WBを太陽光にする
・山を撮影する際には朝の斜光の時間を狙い、山に影を付ける
・山を大きく見せるためには、山の下部分をフレームアウトさせる
・空を大きく見せるためには、空の領域を多く取る
「風景写真の正しい撮り方」は、1冊目としてとてもオススメできる書籍です。
カッコいい写真が撮れる100のレシピ
2冊目は、学研プラスから出版されている「カッコいい写真が撮れる100のレシピ」です。
この本はやや上級者向けの本となっており、カメラの設定値(ISO感度、絞りなど)については知っていることが前提となります。個人的には、以下の内容が参考になりました。
・マジックアワー(日の出直前と日没直後)を見たままの色で撮影するため、WBを太陽光設定にする
・水面の反射を除くためには、PLフィルターを用いる
・朝焼けや夕焼けの撮影時に、見た目以上に赤く写したい場合にはWBを曇天にする。
・地平線を撮影する場合は、地平線を水平にすることで写真に安定感が出る
前述の「風景写真の正しい撮り方」を読んで、もっと写真ついて知りたい!物足りない!と思った場合に「カッコいい写真が撮れる100のレシピ」はとてもオススメできる本となっています。
今回の記事は以上になります。