写真上達のためにするべきたった3つのコト

筆者は年間20回程度山に登ります。

始めは山に登ること自体が目的だったのですが、いつしか写真撮影が主な目的となってきました。始めはあまりいい写真を撮ることができなかったのですが、自分なりに工夫し続けた結果、海外のフォトコンで入賞するなどの機会も出てきました。

写真上達のためにおすすめしたいのは「テクニックを勉強する→撮影しながら実地訓練する→写真を見返して選別する」を繰り返すことです。今回は、筆者が実践している上記の写真上達方法について紹介します。

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ステップ1.テクニックを勉強する

まずは、写真撮影のテクニックを勉強するのが良いです。

テクニックを学ぶべき理由は、漠然と写真を撮っているだけでは、いい写真を撮れることは稀だからです。仮にいい写真を撮ることができてもそれは偶然であり、それを続けることは難しいでしょう。

テクニックを学ぶことは、勉強で例えるなら数学の公式暗記や英語単語の暗記です。スポーツで例えるならばテニスの素振り、野球の守備練習です。基本の型が出来てこそ、テストや試合でいい成果を発揮することができます。

写真撮影におけるテクニックとは「構図」「絞り」「シャッタースピード」「ホワイトバランス」等です。これらのうち、最低限、構図については学んでおく必要があります。

構図については様々なものがありますが、最も使いやすいのは3分割法です。簡単にいうと、3分割法とは写真を4つの線で9分割し、直線の交点上に被写体を、直線上に境界を配置しようというものです。コンデジ、スマホ、一眼レフ等の機種を問わず簡単に使えるテクニックですが、これだけで写真が見違えるようになります。

山岳・風景撮影の構図~三分割法編~
漠然と写真を撮ると、ついつい被写体を写真の中央に配置しがちです。しかし、この配置ではあまりいい写真になることはありません。そこで、構図を意...

構図の他にも、「絞り(F値)」「シャッタースピード」「ホワイトバランス」にもノウハウが存在します。可能であればこれらの果たす役割とシーン別のオススメ設定についても学んでおくと尚良いです。これらについては以下書籍に非常によくまとまっていますので、購入を検討されてもよいかと思います。



その他、風景撮影向けのテクニックについてはこちらをご覧ください。

風景撮影テクニック記事一覧

ステップ2.撮影にいく

次に、実際に撮影にいきましょう。テクニックを思い出しながらの実施訓練です。

このとき大事なのは、あらかじめ家でカメラの設定方法(絞り、シャッタースピード、ホワイトバランス)を試しておくことです。メーカーにも寄りますが、カメラ設定は複雑な場合が多く、現地でカメラ設定を変更しようとしてもうまくいかないことが多々あります。被写体が自然や動物等の場合、設定変更に難儀しているうちに撮影機会を逃すこともあります。

すばしっこく動く雷鳥を捕らえるため、シャッター速度優先オートモードにて1/640秒にて撮影。
カメラの設定に戸惑っていると、雷鳥は逃げてしまう。

雲の隙間から光が差し込む尾瀬ヶ原を撮影。
全体にピントを合わせるため、絞り優先オートモードにてF11にて撮影。
カメラの設定に戸惑っていると、雲が移動し光が差し込まなくなってしまう。

ステップ3.写真を見返して選別する

写真を撮影したら、良かった写真と良くなかった写真に選別しましょう。

写真を選別することで、「この写真は自分の意図した通り、いいふうに撮影できたな」「この写真はもっとこうすればよかったな」「この写真は意外と出来が悪かったな」などを振り返ることができます。この振り返りの過程を通して、写真の腕が上達していきます。

この写真の選別にはPCを使うことをオススメします。Windowsの場合、プレビュー表示モードにしてフォルダを開き、写真を見ながら「いるフォルダ」と「いらないフォルダ」に写真を選別していくとやりやすいです。

Windowsを使用した場合の写真選別方法。
①まず、プレビューウィンドウをONにします。
②次に、右側のプレビューを見ながら、写真を1枚ずつ「いるフォルダ」「いらないフォルダ」に入れていきます。

このステップ3を軽視しがちな人が多いです。よくあるのが、半年前の写真がSDカードに保存しっぱなしというケースです。この場合、写真の上達を見込めることはまずありません。長期に渡り同じ撮影レベルに留まるのみです。写真のテクニックを学んだ人であれば、自ら撮った写真をPCで見返したくてうずうずすることでしょう。

まとめ。ステップ1~3を繰り返す

ステップ3まで終了したら、再度ステップ1に戻り同じことの繰り返しです。ステップ2と3を繰り返すのみでも十分です。このサイクルを回すことにより、徐々に写真の腕が上達してきます。

筆者は一度山にいくと500枚以上の写真を撮影します。500枚の写真に対して、必ずこの作業を繰り返すようにしています。今回の記事は以上になります。

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