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【厳冬期・雪山登山】上州武尊山~ラッセルの先にたどり着いた山頂~

2020年12月27日に、冬の上州武尊山に日帰りで登ってきました!

上州武尊山の紹介

冬季の上州武尊(ほたか)山は、川場スキー場のリフトを利用し、終始絶景の稜線ハイクを楽しめる山です。
ピッケル入門雪山としても、よく紹介されています。
コースタイムは5時間で、日帰りで登頂可能です。

ただし、悪天候時には要注意です。
登山道が広いため、道を見失いやすいためです。
毎年冬の悪天候の時期に、必ずと言っていいほど道迷い遭難による死者が出ています。

ルート詳細

以下に本ルートの詳細を記載します。

川場スキー場リフト終点→剣ヶ峰山→武尊山山頂→剣ヶ峰山→川場スキー場リフト終点

本ルートについては、山と渓谷社の「厳選 雪山登山ルート集」や、同「雪山登山」に詳細が記されています。
雪山では雪崩防止のため、通行できるルートが限られています。
必ずルートを下調べしてから通行するようにしましょう。

登山開始まで

川場スキー場の駐車場に前日車中泊します。
駐車料金は一日1,000円です。
駐車場には更衣室やトイレが備え付けられています。

尚、ここまでの道は凍り付いており、スタッドレスタイヤが無いと辿り着くことはできません。


ココヘリのレンタル届け出用紙と、川場スキー場専用の登山届を書きます。
(いずれも、川場スキー場では必須となっています。詳細はこちら


登山届とココヘリレンタル届を持ってリフト券売り場に並び、リフト券を購入します。
リフト券は2,000円、ココヘリレンタル料金は1,100円也。
さらに、ICリフト券の保証金として500円が掛かりますが、これは下山時に返却されます。



建物を出ると一面の雪景色です。
期待が高鳴ります。


リフトは8時運航開始です。

まずは桜川エクスプレスというリフトに乗ります。
違う方向に向かうリフトが多数運航されているため、乗り間違えに要注意。


リフトで標高を稼げるのは、とてもありがたいですね。


次に、クリスタルエクスプレスというリフトに乗ります。
同じく、多数のリフトが運行しているため、乗り間違えに要注意。


リフトを乗り継ぎます。


登山口に到着しました!
ここで装備を整えて登山開始です。


登山開始~剣ヶ峰まで

天気は快晴です。
厳冬期(12~2月)には貴重な晴れ間が広がっています。


どうやら、冬の上州武尊に登山者が入り始めたのはこの週末からのようです。
よって、トレースは皆無です。


スノーシューを付けて、ラッセルしながら登っていきます。
上州武尊は冬でも人気の山なので、ラッセルできるのはとてもめずらしいです。


傾斜が急な箇所では、アイゼンに付け替えたり…。
装備を付け替えているうちに、後続の方と入れ替わりました。


標高を上げると、谷川岳方面の展望が開けてきます。


左の尖ったピークは、剣ヶ峰です。


登ってきた道を振り返ります。
上州武尊岳では、剣ヶ峰を除いて広大な雪原となっている箇所が多いです。
よって、視界不良時には道迷いに注意が必要です。

(毎年冬の展望の悪いときに、道迷い遭難による死者が出ています)


剣ヶ峰の近くまでやってきました。
一見、剣ヶ峰の右側を巻いていけそうにも見えますが、無理やり通過すると雪崩を誘発するためとても危険です。
かならず頂上を通過していくようにしましょう。


剣ヶ峰を登っていきます。
剣ヶ峰の向こう側は急斜面の下りとなっているため、12本アイゼンとピッケルで通過することが望ましいです。


剣ヶ峰を登り切りました。


剣ヶ峰の標高は2020mです。
今年(2020年)に登れてよかった。


ラッセル

剣ヶ峰を下っていきます。
急斜面です。

剣ヶ峰を越えました。
ここからはなだらかな、そして雪深い箇所が続きます。
今回は装備をスノーシューに履き替えます。


ラッセルをして頂いていた先行の方に追いつきました!
ここで交代しながらラッセルしていくことにします。
それにしてもこの方、進むスピードが尋常じゃない…。


先行者の方は「最後までラッセルできずに不甲斐ない!」とおっしゃっていました。皆で交代していきましょう!



斜面では、ワカンを付けていも腰まで埋まる雪量の多さです。
ちなみに、このような急斜面のラッセルでは「爪の多いスノーシュー」か、「12本アイゼン+ワカン」を付けると登っていきやすいです。
この際、ワカンの爪を上側にしましょう。アイゼンの爪が雪面に刺さらなくなる為です。


目の前に上州武尊山頂が見えているのに、なかなか近づくことができません。


一部樹林帯に突入したり。
雪山では自分でルートを見つけていく必要があります。


左の樹林帯に近づきすぎると雪深く、一方で右の雪庇に近づきすぎると落ちてしまいます。
よって、樹林帯と雪庇の中間くらいを登っていくのがよいです。

このあたりから、徐々に後続の方たちも追いついてきて、交代で進んでいきます。


全身で雪をかき分けながら登っていきます。


トレースのない雪面です。



ラッセル隊は前へ前へ進んでいきます。


山頂が近づいてきました。


ラッセル隊、がんばれ!

ちなみに、なぜ筆者とラッセル隊が離れた距離にいるのかというと、筆者がパンを食っていたらあっという間に距離を離されてしまった為です。


ラッセル隊に追いつこうと頑張ったのですが、結局追いつけず…。
パンを貪り食っていた事が悔やまれます。


山頂

上州武尊山頂(2,158m)に到着しました!


山頂は人であふれています。
「お疲れ様でした!」と声の飛び交う山頂はとても気持ちがいいです。
(もちろん、会話をするときはバラクラバ等を口にあてて飛沫が飛散しないようにしています)


山頂は360度の大展望です。
こちらは燧ケ岳。
冬季には登山口にいたる道路が閉鎖されるため、容易に近づくことはかないません。


こちらは、おそらく日光白根山。


浅間山です。


谷川岳のあたりです。


これは苗場山?
同定できず…


下山

登って来た道を下山していきます。


絶景の下山路です。


広大な尾根道です。
悪天候時には道を見失いやすいため要注意です。
寒さに強いスマホに、GPSアプリを入れると良いでしょう。


遠くに剣ヶ峰が見えます。


樹氷が美しい。


小さな氷柱。


剣ヶ峰が徐々に近づいてきました。


終始快晴に恵まれています。
とてもいい一日です。来てよかった!


美しき剣ヶ峰。


剣ヶ峰直下は急斜面です。


剣ヶ峰に戻ってきました。


あとは下るのみです。


さようなら、上州武尊。


登山道の横には雪庇が張り出しています。
雪庇の上に載ってしまうと、そのまま谷底まで真っ逆さまです。
注意しましょう。

リフトに戻ってきました。
来た時と同じリフトに乗って、麓まで戻っていきます。

Dクリスタルエクスプレスは15:45、B桜川エクスプレスは16:00までの運行となるまで、これまでに戻ってくるように要注意です。


受付にて下山報告をし、ICリフト券を返却し保証金(デジポット)500円の返却を受けます。


最高の山行をありがとうございました。

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