photoshopやlightroomでうまく写真を編集すると、(良い悪いという議論は別にして)写真を絵画の世界から切り取ったような神秘的・幻想的な雰囲気に仕上げることができます。しかし、photoshopやlightroomは神秘的な雰囲気を出す用途にはあまり向いておらず、写真感を抜け出せないことが多いです。そこで、photoshopやlightroomの後処理にLuminar Neoの神秘的ツールを使うことで、文字通り写真を神秘的・幻想的な雰囲気に仕上げることができます。
今回の記事では、筆者がphotoshopで編集した写真にLuminar Neoの神秘的ツールを適用した事例を紹介します。
目次
神秘的ツールとは
LuminarNeo公式サイトによると、神秘的ツールは以下のように紹介されています。
実例紹介
以下にLuminar Neoの神秘的ツールの適用例を紹介します。すべての作例において、左はphotoshopの機能のみで編集した写真、右は左の写真に対してLuminarNeoの神秘的ツールを適用した写真になります。
八甲田山のスノーモンスター
以下は、厳冬期に撮影した八甲田山のスノーモンスターです。左の元写真では月明りを表現するようにコントラストを下げたのですが、影と光の境目がくっきりとしており、写真感を抜け出せていません。
調整量42で神秘的ツールを適用した右の作例では、陰と光の境目がややぼやけ、陰の部分がより暗くなったことで、夜の幻想的な雰囲気を出すことができました。
十勝岳
以下は、雲をまとった初冬期の十勝岳です。左の元写真も悪いとは思いませんが、輪郭がはっきりとしており写真感を抜け出せていません。
調整量51で神秘的ツールを適用した右の作例では、山表面や雲の輪郭がややぼやけ、さらに陰の部分がより暗くなったことで、ガスをまとった幻想的な雰囲気を強調することができました。
大雪山とチングルマ
以下は、大雪山に咲く満開のチングルマです。左の元写真では輪郭がはっきりとしており写真感を抜け出せていません。
調整量37で神秘的ツールを適用した右の作例では、大雪山やチングルマの輪郭が少しだけぼやけ、さらに太陽光線のコントラストが高くなることで、天国のような神秘的な雰囲気を演出することができました。
花火
以下は、みなとみらいで打ちあがった花火です。左の元写真でも十分な気もしますが、あえて神秘的を適用してみます。
調整量42で神秘的ツールを適用した右の作例では、花火や街明かりがぼやけたことでじんわりと広がるようになり、夜の幻想的な雰囲気を演出することができました。
LuminarNeoのクーポン
Luminar Neoの料金は¥9,580です。買い切りなので、一度買ってしまえば追加料金は掛かりません。尚、購入画面のプロモーションコードにSHIZUKANANEOと入力することで、10%オフになります。ぜひご利用ください。(尚、旧verであるLuminar AIの同コードはSHIZUKANAとなります)
adobe社ソフトとLuminar Neoの連携方法
photoshop
photoshopで編集中の写真をLuminar Neoで編集するための手順を、以下に示します。
(1)photoshopで編集中のレイヤーを、Windowsの場合にはキーボードの「Shift + Ctrl + Alt + E」ボタン、Macの場合には「Command + Shift + Option + E」を押すことで1つにまとめます。
(2)上部のタブから「フィルター→Skylum Software→Luminar Neo」を選択し、Luminar Neoを開きます。
(3)Luminar Neo上部のタブの編集をクリックします。さらに、右下の神秘的ツールを開き、出来栄えをみながら適用量などを調整します。(適用量は、後にphotoshopのレイヤーの透明度を変更することでも調整可能です)
(4)右上の「適用」ボタンを押し、photoshopに戻ります。
lightroom
lightroomで編集中の写真をLuminar Neoで編集するためには「写真→他のツールで編集→Luminar Neo」をクリックします。その後の操作はphotoshopと同様です。
まとめ
神秘的ツールは、すべての写真に適するわけではありません。あくまでの神秘的、幻想的な雰囲気を出したい写真に適用することで効果を発揮します。今回のLuminar Neoの神秘的ツールの紹介記事は以上になります。