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【厳冬期・雪山登山】乗鞍岳~広大な雪原の先に待つ独立峰~

2019/2/23-24の日程で、乗鞍岳に一泊二日の雪山テント泊にいってきました!

乗鞍岳の紹介

乗鞍岳は、北アルプスの最南部に位置する標高3,026mの山です。
広大な高原の中にそびえたつ独立峰です。

夏季は標高2,702mの畳平までバスでアクセスでき、そこから往復3時間で比較的手軽に登ることができます。

一方、冬季は畳平までの道路が閉鎖されるため、Mt.乗鞍スキー場を利用し、リフト終点の標高2,000m地点から登ることが一般的になります。
コースタイムは約8時間です。
行程としては日帰りか、位ヶ原山荘に宿泊して一泊二日とするのが一般的となります。

厳冬期の乗鞍岳のレベルは、初めてピッケルを使う人にもおすすめできる「ピッケル入門雪山」としてよく紹介されています。

今回は、テントを使った一泊二日のコースを紹介します。

本ルートの詳細

本ルートの詳細を以下に記載します。

(初日)Mt乗鞍スキー場→標高2,500m地点
(二日目)標高2,500m地点→肩の小屋→朝日岳→剣ヶ峰(乗鞍岳頂上)→朝日岳→肩の小屋→Mt乗鞍スキー場

本ルートについては、山と渓谷社の「厳選 雪山登山ルート集」や、同「雪山登山」に詳細が記されています。
雪山では雪崩防止のため、通行できるルートが限られています。
必ずルートを下調べしてから通行するようにしましょう。


登山開始まで

Mt.乗鞍スキー場の第三駐車場に前日車中泊します。
第三駐車場は一番手前になります。奥の駐車場までいかないように注意!


リフト1回券を2枚購入します。計800円也。
(注:リフトは登りでしか使えません。)


「やまぼうしリフト」の下を歩いていきます。


1本目のリフトは、クワッドリフトに乗ります。

リフトからは乗鞍岳が見えます。


2本目は「かもしかリフト」に乗ります。


リフトを降り登山開始です。
写真中央の林間コースを登っていきます。

登山開始~初日の夜

ゆるやかな登りが続きます。


林間コースの後ろには八ヶ岳が見えます。


もうすぐ森林限界を抜けます。
この日は風速15mの強風で、このあたりからもろに体に風を受けるようになってきました。

位ヶ原山荘に行く場合はこの分岐を右にいきます。
乗鞍岳頂上に行く場合は、直進します。
ブログ主は直進し、途中で幕営することにしました。


森林限界手前の標高2,480m付近に幕営しました。
夏山ではこの地点には幕営できません。
一方、雪山では植生を傷つけないため、どこでも幕営できるとされています。
この日は北風が強かったため、北西面に雪のブロックを積み上げてあります。
雪質が堅かったため、比較的容易にブロックを積み上げられました。
一方、さらさら雪の場合はブロックを積み上げられないので、テントの下を掘り下げる方が有効です。

幕営地から西を眺めると、乗鞍岳と高天ヶ原がよく見えました。


一方、幕営地から北側には北アルプス・穂高連峰を望むことができます。


時刻は夕刻。
東側にはアーベントロートに染まる八ヶ岳を望むことができました。


アーベントロートに染まる穂高連峰です。


夜にテントを抜け出します。
気温はマイナス10℃以下でしょうか。とても寒かったです。
向かう先は…


星空撮影です。
左:高天ヶ原 右:乗鞍岳


乗鞍高原と星空。


二日目。未明からガリガリのアイスバーンを登り乗鞍岳頂上を目指す。

未明の4時半に出発です。
山頂で日の出を見ることを目指します。


乗鞍岳と半月を横目に見ながらのナイトハイクです。


乗鞍岳・肩の小屋が見えてきました。



「12本アイゼン・ピッケル・ヘルメット」を装着し、朝日岳を経由して乗鞍岳頂上を目指します。全面ガリガリのアイスバーン×急斜面で、難易度が高いです。通常、厳冬期の乗鞍岳はピッケル入門雪山として紹介されることが多いのですが…。
今季の北アルプスは季節外れの雨が降った後に寒波が到来し、アイスバーンになることが多いようです。このため、各地で滑落事故死が相次いでいます。


乗鞍岳頂上に登る急斜面上でマジックアワーを迎えました。

朝日岳の頂上に到着しました。
写真左が乗鞍岳の最高峰・剣が峰。右側が高天ヶ原です。


朝日を待つ北アルプスです。

八ヶ岳から朝日が昇ります!


御嶽山がよく見えます。
モルゲンロートに染まる御嶽山。


おはよう北アルプス。

乗鞍岳へ再出発です。


絶景を見ながらの稜線ハイクです。


アップ。


頂上まであともう少し!


乗鞍岳の最高峰・剣ヶ峰(標高3,026m)に到着しました!

そして頂上へ

乗鞍岳の頂上(剣ヶ峰)からは御嶽山がよく見えます。
ちなみに、よく勘違いされますが、御嶽山は北アルプスではありません。


頂上からはこの大展望


写真撮影が止まらない


水墨画のような風景



水墨画のような風景・その2


えびのしっぽ


安全地帯の肩の小屋まで下山しました。
先にも書きましたが、乗鞍岳頂上(剣ヶ峰)から肩の小屋までは全面ガリガリのアイスバーンで、アイゼンやピッケルがとても刺さりにくく、これまでの雪山で1,2を争う怖さでした。仮に滑落したら下まで止まらなかったでしょう。
現にこの日のヤマレコを見ると、BC中に100m滑落し血だらけになりながら下山した人や、ヘリコプターで救助された方がいたそうです。
厳冬期の乗鞍岳はピッケル入門雪山としてよく紹介されていますが、今年に限ってはこの限りではありません。今年の北アルプスは異常気象です。


広大な雪原を下山していきます。
肩の小屋~樹林帯までは広大なため、視界不良時は道迷いが起きやすいです。
GPSがあると良いでしょう。


幕営地点まで戻ってきました。テントを回収し下山します。


スキー場まで無事に帰還しました。
最高の景色をありがとう、乗鞍岳。


下山後のお楽しみ

Mt.乗鞍スキー場から車を走らせること約5分・湯けむり館に日帰り入浴をしにやってきました。
泉質は単純硫黄泉です。硫黄臭が好きな人にはおすすめできます。

湯けむり館の露天風呂からは、乗鞍岳がよく見えます。


湯けむり館では名物のピザも食せます。
お値段は一枚900~1200円です。


メニューは豊富です。

下山後のお楽しみ3・酒商 中島屋にやってきました。


店内には珍しい日本酒が多数取り揃えられています。
一部ワインもあります。
ブログ主は日本酒を2本入手しました。



今回の記事は以上になります。

登山関連の返礼品も多数!
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