OM-1を登山におすすめする8つの理由

OMデジタルソリューションズから、2022年3月に最新のミラーレスカメラOM-1が発売されました。今回の記事では、筆者がOM-1を数回登山で使った経験から、OM-1を登山におすすめする理由を紹介します。

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オリンパスブルーで空が綺麗

OM-1を始めとするOMデジタルソリューションズ製のカメラでは、空を撮ると綺麗な青色となります。

この青色は通称オリンパスブルーと言われます。水色がかった淡い青色となることが特徴です。以下に作例を示します。

残雪期の早朝に撮影した八海山。空が綺麗な青色(通称:オリンパスブルー)に写っている。


メーカーによって色の出方は異なります。メーカーによっては発色の濃さを重視しているところもあります。これはどちらが良い悪いということではなく、好みの問題です。淡い色が好みの場合には、OM-1などのOMデジタルソリューションズ製のカメラをオススメします。

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防塵・防滴・マグネシウムボディで悪天候の日でも安心

OM-1は防滴性に優れているため、小雨程度であれば安心して使うことができます。

各社がミラーレスカメラを販売していますが、多くは「防塵防滴に配慮した設計」となっています。よって、小雨が降ってきたときにはカメラが壊れるリスクがあり、使いにくくなります。一方でOM-1ははっきりとIP53規格に沿った防塵防滴性があることを明言しています。以下の動画からもわかるとおり、多少の小雨程度ではびくともしません。

OM-1 Splash test



さらにOM-1には防滴性があるため埃の舞いやすい登山でも安心です。またカメラ筐体が高剛性のマグネシウムボディとなっているため、多少ぶつけただけでは壊れる心配は少ないです。

耐寒性があるので冬でも使える

OM-1には耐寒性があるため、冬の登山など氷点下でも使うことができます。

耐寒性の無いカメラでは、冷所では動作が不安定になったり、最悪の場合には電源が落ちて使えなくなってしまいます。実際に、筆者の知人のミラーレスカメラが雪山で動作しなくなったこともあります。

筆者は、OM-1を使い氷点下の雪山で撮影をしてきました。カメラの電源が落ちたり、動作が不安定になることなく、問題なくカメラを使うことができました。

手持ちハイレゾで気軽に5,000万画素を撮影できる

OM-1の手持ちハイレゾショットを使うと、5,000万画素の高画素写真を撮影することができます。

手持ちハイレゾショットは、複数の写真をずらして重ねることで画素数を増やしたり、ダイナミックレンジを広げる(黒飛びを解消できる)機能です。他社のミラーレスカメラにも同様の機能が搭載されていることがありますが、多くは三脚がないと使用できないため気軽には使いにくくなっています。

OM-1では三脚だけではなく、手持ちでもハイレゾショットを使うことができるため、気軽に使いやすいことが特徴です。普通は通常撮影の2,000万画素があれば問題はないのですが、ここぞといったときにハイレゾショットは威力を発揮します。

以下は、ハイレゾショットで撮影した5,000万画素の越後三山です。

越後三山(手持ちハイレゾショット, 5,000万画素)


以下は、上記写真の中央の越後駒ケ岳を拡大したものです。左が通常ショット(2,000万画素)で、右が手持ちハイレゾショット(5,000万画素)です。あきらかに右側の手持ちハイレゾショットの方が画素が細かい(繊細)なことが分かると思います。



手持ちハイレゾショットははE-M1XやOM-D E-M1 MarkⅢといった旧機種にも搭載されていましたが、合成時間が10秒以上掛かってしまうため使いにくくなっていました。今回のOM-1では合成時間が4秒に短縮されたため、常用しやすくなりました。

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手振れ補正が強力で、手持ちで夜景を撮影できる

OM-1は最大8.0段の強力な手振れ補正を有しているため、手持ちで夜景を撮影することが可能です。

以下は薄暮時の八海山を撮影した作例です。シャッター速度1/13秒と手振れしやすい環境ですが、等倍で見ても全く手振れはしていません。数秒程度のシャッター速度までは手振れせずに撮影できるようです。

ナイトビューと星空AFで簡単に星が撮れる

OM-1には暗所でも背面モニターに景色が写る「ナイトビュー」と、星空に自動でフォーカスを合わせてくれる「星空AF」が搭載されているため、簡単に星を撮ることができます。

山に一泊するのであれば、ぜひ星を撮ることをおすすめします。

しかし、普通のカメラで星空を撮ろうとすると、背面モニターには一部の明るい星しか写らないため構図を合わせることが難しいです。撮影を繰り返し、徐々に構図を移動していくしか方法がありません。このために狙った構図で撮れるために数分は掛かってしまうのが常です。また、星空にはオートフォーカスが効かないため、マニュアルで星にピントを合わせる必要があります。この作業は星空撮影における最難関で、カメラではピントが合っているように見えても、家に持ち帰ってPCで見るとピントが合っていないことがよくあります。

一方、OM-1のナイトビューを使えば一発で構図を合わせることができます。また星空AFを使うことで、100発100中で星にピントを合わせることができます。以下はOM-1で撮影した星景写真です。画面下に山並みを、遠景に星空を入れた構図を一発で決めることができました。もちろんピントも星にばっちりと合っています。

OM-1で撮影した星空。(lightroomで編集)


星の拡大図。星空AFで星にピントがバッチリあっている。


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鳥オートフォーカスで雷鳥に簡単にピントが合う

OM-1には動物オートフォーカス機能が搭載されたため、雷鳥にもピントが合うようになりました。

この動物オートフォーカス機能は、一部のメーカーのカメラに搭載され始めた機能です。この機能がない場合には、動物の瞳にピントを合わせるのは至難の業でした。動物の体や、ひどいときには背景にピントが合ってしまうこともありました。

筆者はまだOM-1を購入してから雷鳥には会っていないのですが、ぜひ試してみたい機能です。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: om-d-e-mark2-8.jpg
ハイマツ帯から顔を出す雷鳥を撮影。



交換レンズが軽量・安価・高画質

OM-1を始めとしたマイクロフォーサーズ規格のカメラには、軽量、安価でしかも高画質のレンズが多数揃っています。

OM-1に限らず、撮りたい被写体によってレンズを変える必要があります。フルサイズだと交換レンズ1本が安くて10万円台中盤、高いと20万円を超して、しかもレンズ1本あたり500g~1kg弱の重量となります。

マイクロフォーサーズには10万円弱で100~400g程度のレンズが豊富に揃っていることが特徴です。財布や体力に優しい仕様です。

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今回のOM-1紹介記事は以上になります。

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