夜景を手持ちで綺麗に撮影する5つの方法紹介

手持ちで夜景を撮影すると、ノイズが乗ってしまったり、手振れしたりして、うまく撮影できないと悩んでいる方は多いと思います。

ノイズを少なくするためには、シャッタースピードをなるべく遅くすることで、ISO感度を必要以上に高くしないことが重要です。
手振れを起こさないためには、シャッタースピードを遅くしすぎないこと、レンズの広角域を使うこと、カメラをちゃんと構えること、シャッターショックを無くすこと、数枚撮影することが重要です。

本記事では、手持ち夜景を綺麗に撮影する方法を紹介します。

本記事の対象者
いま持っているカメラ・レンズを使って綺麗に手持ちで夜景を撮影したい人

尚、「夜景を綺麗に撮影するためのカメラやレンズを探している」場合には、以下の記事をご覧ください。

夜景を綺麗に撮影する8つの方法(道具編)
夜景を撮影したり、うす暗い中でシャッタースピードを速くすると、ISO感度が上がります。ISO感度が上がると、高感度ノイズが発生し写真のディ...

手持ち夜景を綺麗に撮影する方法の紹介

レンズの広角域を使う

ズームレンズの場合には、レンズの広角域を使いましょう。

理由は2つあります。
1つ目の理由は、広角ほど手振れしにくく、望遠になるほど手振れしやすくなるからです。
2つ目の理由は、広角になるほどレンズのF値が小さく(=暗いところに強く)なるズームレンズが多いからです。

富士フイルム製の某ズームレンズの写真を上に示す。
このレンズの場合、焦点距離を18-55mmの間で変更できることを示している。
また、焦点距離18mmの時には最小F値が2.8で、焦点距離55mmのときには同4となることを示している。

シャッタースピード優先モードにする

カメラの設定をシャッタースピード優先モードにしましょう。

そして、手振れしないギリギリのシャッタースピードに設定しましょう。
「手振れしないギリギリのシャッタースピード」は、レンズの焦点距離や手振れ補正の強さによっても変わり、以下の式で表されます。

手振れしないギリギリのシャッタースピード=1/(焦点距離)×2n
(n:手振れ補正段数)

上記式から算出したシャッタースピードを、以下の表に示します。

  
手振れ補正の段数
0
5
5.5
6
6.5
7
7.5
レンズの焦点距離 [mm]
(35mm判換算)
20
1/20
1.6
2.3
3.2
4.5
6.4
9.1
24
1/24
1.3
1.9
2.7
3.8
5.3
7.5
30
1/30
1.1
1.5
2.1
3.0
4.3
6.0
50
1/50
16/25
0.9
1.3
1.8
2.6
3.6

(表中の値はシャッタースピード [秒])


上記表の見方を解説します。
たとえば、手振れ補正段数が5段で、レンズの焦点距離が24mmの場合、1.3秒までは手振れせずに撮影できるということになります。ただしこれはあくまでも目安です。手振れの有無は撮影者の技能によっても変わります。そして、メーカーによっても性能は変わります。(手振れ補正段数5段をうたっているA社とB社のカメラとで、実際の手振れ補正能力に差があるということ)
よって、シャッタースピードを変えて数枚撮影してみて、その写真を見返すことで各個人のギリギリのシャッタースピードを検討するのが良いでしょう。写真を見返す方法としては、撮影したその場で拡大表示するか、持ち帰ってPCで表示する方法があります。

※レンズの焦点距離について
レンズの焦点距離については、レンズや商品名に記載されている値ではなく、35mm判換算の値が実用上、重要になります。 この35mm判換算の焦点距離はメーカーホームページを見ると記載されています。 また、センサーサイズが分かれば自分で計算することも可能です。マイクロフォーサーズセンサーの場合には2倍、APS-Cセンサーの場合には1.5倍、フルサイズセンサーの場合には1倍になります。例えばマイクロフォーサーズセンサー用のレンズで焦点距離が25mmの場合、35mm判換算では50mmという計算になります。

OMデジタルソリューションズ製「OM-D E-M5 MarkⅢ」の紹介画面。
手振れ補正能力は最大5.5段であることが記載されています。
尚、「5軸」というのは手振れ補正が効く方向を示しており、段数とは別のことです。


カメラ軍幹部のダイヤルを回し、Sの位置に合わせます。
次に、軍幹部右下のダイヤルを回し、シャッタースピードを調整します。


カメラの背面液晶には125と表示されています。
これは、シャッタースピードが1/125秒に設定されていることを表しています。


カメラの背面液晶には5”と表示されています。
これは、シャッタースピードが5秒に設定されていることを表しています。

脇を締めて息を止めて、シャッターを切る。

カメラを構えたら、両足を開いて、脇を締めて、そして息をとめてシャッターを切りましょう。
この撮り方をすることで、手振れを最小限にすることができます。

2秒セルフタイマーを使う or 連射モードにする

カメラの設定を2秒セルフタイマーか、連射モードにしましょう。

シャッターを押す瞬間は、最も手振れしやすいです。そこで、シャッターを押した瞬間と撮影のタイミングとをずらすことで、シャッターを押した瞬間の手振れを無くすことができます。

OMデジタルソリューションズ(旧オリンパス)製のカメラにて、セルフタイマー2秒に設定した。
メーカーによって設定方法は異なる。


数枚撮影する

数枚撮影しましょう。

ここまで対策をしたら、手振れするかどうかは運です。数を稼ぐことで、手振れしていない写真を撮れる確率が高くなります。



今回の記事は以上になります。

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