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空の色を加工してきれいに!AIスカイエンハンサーとAIアクセントの紹介【Luminar AI】

SKYLUM社からリリース予定の現像ソフト「Luminar AI」やその前身である「Luminar 4」には、AIを用いた写真編集機能が複数備わっています。

これらの機能の中でも代表格となるのが「AIアクセント」と「AIスカイエンハンサー」です。AIアクセントでは、AIが自動で写真の見栄えを良くしてくれます。具体的には、白飛びや黒飛びの補正はもちろんのこと、露出、彩度、コントラストといったパラメーターを自動で調整してくれます。

また、AIスカイエンハンサーでは、AIが自動で空を修正してくれます。青空であればより鮮やかに、夕日であればより赤く、といった具合です。

もちろんlightroomなどの現像ソフトを使ってこれらのパラメーターを調整してもいいのですが、慣れないうちは調整しすぎたり、そもそも何を調整したらいい写真になるのかが分からない場合も多いです。

このような場合に、AIアクセントやAIスカイエンハンサーが有効になります。

今回の記事では、筆者が撮影した山岳風景写真にAIアクセントやAIスカイエンハンサーを適用した事例を紹介します。

適用例の紹介

以下に適用例を紹介していきます。

尚、今回の事例では各カメラメーカーの色味を活かしたかったため、すべてJPEGファイルをLuminarに取り込んで編集しています。一方で、もちろんRAWを取り込んで編集することも可能です。

(RAW画像を使って各カメラメーカーの色味を活かす方法については、本記事の後半にて紹介します)

雲海とマジックアワーの北アルプス

以下は、3月に撮影した北アルプス北部と雲海です。
奧にはマジックアワーに染まる地平線が見えます。

元jpeg




上記写真にAIアクセントとAIスカイエンハンサーを適用した事例を、以下に示します。尚、AIアクセントの適用量は55/100、AIスカイエンハンサーは同92/100です。自分の目で出来栄えを確かめながら各適用量を調整していきました。



Luminar編集後

暗かった山並みが明るく補正され、さらに地平線のマジックアワーが強調されました。彩度も若干高くなっているようです。もちろん編集のし過ぎは禁物ですが、個人的には編集後の方が好みです。

「lightroomを使ってこの出来栄えを自分で作れるか?」と問われると、答えは「もしかしたら作れるかもしれないが、すぐにはできない」と私は返答します。30分程度試行錯誤をすれば作れるかもしれませんが、かなり難しいのではないでしょうか。

高山植物とローソク岩

以下は、7月の利尻山頂で撮影した高山植物とローソク岩です。(ちなみにこのピンク色の高山植物は、エゾイブキトラウオというそうです)

元jpeg



上記写真にAIアクセントとAIスカイエンハンサーを適用した事例を、以下に示します。尚、AIアクセントの適用量は35/100、AIスカイエンハンサーは同55/100です。

Luminar編集後

暗かった緑が明るく補正され、さらに高山植物、緑、背景の青空が鮮やかになりました。元の画像でも十分綺麗に撮れているのではないかと思っていたのですが、見比べると編集後の方が夏の爽やかさを感じ、より良くなったように思います。一見問題なさそうに見える写真でも、試しにAIアクセントやAIスカイエンハンサーを適用してみると、このように新たな発見があります。

尚、今回はAIアクセントの適用量を35/100に留めています。これは、このケースにおいては適用例を大きくしすぎてしまうと、彩度の高すぎる、いわゆる「ギトギトした写真」になってしまったためです。いくら最先端のAIを搭載しているとはいっても、ある程度は自分で出来栄えを確かめながら適用量を調整する作業が必須になります。

月下の南アルプス

以下は、満月に照らされる冬の南アルプスを撮影したものです。しかし写真上では、昼間に曇り空の下で撮ったようにも見えてしまっています。

元jpeg



上記写真にAIアクセントとAIスカイエンハンサーを適用した事例を、以下に示します。尚、AIアクセントの適用量は55/100、AIスカイエンハンサーは同100/100です。

Luminar編集後

空が全体的に青くなり、さらに満月の輪郭が強調されました。満月に照らされる南アルプスを表現することができました。

劔岳に挑む

以下は、剱岳とそれを見つめる登山者です。

元jpeg



上記写真にAIアクセントとAIスカイエンハンサーを適用した事例を、以下に示します。尚、AIアクセントの適用量は100/100、AIスカイエンハンサーも同100/100です。

Luminar編集後

劔岳のコントラストが強調され、さらに背景の空が青みがかりました。一般登山道の中では最難関とされる劔岳の近寄りがたさ・難しさを表現することができたと思います。

朝日に照らされる樹氷

以下は、2月の八ヶ岳で撮影した朝日です。手前には樹氷が写っています。

元jpeg



上記写真にAIアクセントとAIスカイエンハンサーを適用した事例を、以下に示します。尚、AIアクセントの適用量は100/100、AIスカイエンハンサーは同27/100です。

Luminar編集後

朝日に染まる樹氷の露出が高くなり、見えやすくなりました。また、オレンジ色に染まる空の彩度が高くなっています。

燃える女王

以下は、1月に撮影したモルゲンロートに染まる仙丈ケ岳です。奧にはマジックアワーに染まる地平線が見えます。

元jpeg



上記写真において、山の赤さはそのままにして、空だけを強調してみます。このためにAIアクセントを適用せず、AIスカイエンハンサーだけを25/100適用します。

Luminar編集後



目的通り、空だけを強調することができました。元の写真と見比べても山の部分は一切変化していません。これは、AIが自動で空の部分を判別しているためです。

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補足:JPEGとRAWの使い分けについて

Luminarでは、JPEGファイルとRAWファイルのいずれの形式でも編集することが可能です。

JPEGを使うと、元の写真の色味を活かせる一方で、白飛びや黒飛びの補正をしにくくなります。

一方でRAWを使うと、白飛びや黒飛びを補正しても写真が破綻しにくくなる一方で、元の写真の色味を活かすことはできません。

例えば、鮮やかな発色に定評のある富士フイルムや、空の青色に定評のあるオリンパスのカメラで撮影したRAWデータをそのままLuminarに取り込んでしまうと、各社の色を活かすことはできなくなってしまいます。

裏技としては、Luminarとlightroomを併用することで、両者のいいとこ取りをすることも可能です。具体的な手順としては「lightroomでRAWファイルを読み込む→元の色味を適用する→luminarにRAWファイルを飛ばして編集する」というものです。この手順を踏むことで、画像の破綻をしにくくしてしかも元の写真の色味を活かすことが可能となります。

富士フイルムのカメラで撮影したRAW画像をlightroomに取り込むと、富士フイルムの特徴である「フィルムシミュレーション」を適用することができる。


オリンパスのRAW画像についても、同様にlightroom上でオリンパスの色設定を適用することができる。


上記適用後、lightroomからLuminarにRAWデータを転送することができる。


今回の記事は以上となります。

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