今年も山カレンダーを作りました。
使用した写真は表紙を含めて13枚です。
すべて筆者が撮影した写真を使っています。
13枚中、11枚が2019年に撮影した写真となります。
尚、このカレンダーは非売品となります。
(よほど要望が多ければ、今後販売も考えます)
個人カレンダー作成サービスの記事はこちら
目次
表紙
表紙は、モルゲンロートに染まる厳冬期・仙丈ケ岳です。
厳冬期の仙丈ケ岳はアプローチが大変で、撮影地点にたどり着くまでに1.5日も掛かってしまいます。
しかし、このご褒美としてこの絶景に出会う事ができました。
1月
1月は、八ヶ岳ブルーをバックにした積雪期・天狗岳(八ヶ岳)です。
この日は全国的に荒れ模様の山域が多かったのですが、晴天率の高い八ヶ岳はこの例に当てはまらず、八ヶ岳ブルーを満喫することができました。
2月
2月は、雲海の上に浮かぶ五竜岳です。
この写真は2019年に撮影したものではないのですが、雲海から顔を覗かせる五竜岳がとても荘厳で、ずっとカレンダーにしたいと思っていた1枚です。
3月
3月は、2019年5月に登った鹿島槍ヶ岳と星空です。
実は、幕営地からは尾根が邪魔をして綺麗に鹿島槍ヶ岳を撮影することができませんでした。
深夜、雪の中を15分ほど上まで登り、尾根が邪魔をしない地点で撮影をすることで、この写真を撮ることができました。
4月
4月は、残雪期の越後三山(越後駒ケ岳、中ノ岳、八海山)をバックにした桜です。
4月は地上では春ですが、一部の山はまだ深い雪に覆われています。
よって、春と冬が同居する季節となります。
5月
5月は、2019年5月に鹿島槍ヶ岳で出会った雷鳥のつがいです。
5月になると雷鳥が繁殖期を迎えるため、このような白毛の雷鳥カップルに出会える可能性が高くなります。
この登山でも雷鳥10羽以上と会うことができ、まさに雷鳥天国でした。
6月
6月は、至仏山と尾瀬ヶ原です。
朝もやに包まれた幻想的な風景を撮影することができました。
7月
7月は、白馬岳~雪倉岳~朝日岳間の稜線です。
8月の北アルプスは多くの登山者で混雑しますが、このルートは行程が長いため登山者が極端に少なくなります。静かな山を楽しめるいいルートです。
8月
8月は、7月の写真の縦走中に出会った雷鳥です。
白毛もすっかり夏毛へと生え変わっています。
このような天気のいい時に雷鳥に出会えることは稀で、とても運がよかったです。
尚、写真には表れていませんが、子連れの雷鳥でした。
9月
9月は、赤石岳避難小屋と雲海の夜景です。
この日は、「満月・雲海・晴天・強風」と好条件が重なったため、このような幻想的な写真を撮ることができました。
強風の中1分間露光をすることで、雲が流れて撮影できています。
山の写真は運要素も多いですが、その時の気象条件に応じて、柔軟に撮影できると写真の幅が広がるように感じています。
10月
10月は、紅葉最盛期の焼石岳です。
焼石岳はそれほどメジャーではないため比較的人が少なく、紅葉の時期でも平日に登ると静かな山を楽しむことができます。
隠れた名山です。
11月
11月は、紅葉の立山です。
この日は「晴天→曇り→晴天→雨」と目まぐるしく天気の変わる一日でした。
晴天から曇りへと変化するタイミングで、下のような部分的に日の当たった立山を撮影することができました。
12月
12月は、厳冬期の北岳と星空です。
普通、厳冬期の真夜中には天候が厳しいため、この撮影地点に来ることはできません。
しかし、このときは気象条件が穏やかだったため、このような写真を撮ることができました。
今回の記事は以上となります。