スウェーデンの審査制フォトストックサイトである1x.comに挑戦している方の中には「いつになったら写真が売れるんだろう」と疑問に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。筆者が英語や日本語でGoogle検索をしてみても、1x.comの紹介記事や自身の写真がawardedになった等の記事は多数存在する一方で、写真が売れたという記事はありませんでした。そこで、今回の記事では筆者が1x.comで写真が売れた経緯を紹介します。筆者の場合には「published44件」「内awarded1件」の場合に写真が1枚売れ、その収益は9.51ドルでした。以下に詳しく紹介します。
目次
プロフィール
筆者は登山中に風景写真を撮ることを趣味としています。この趣味が高じて(?)、photoshopで写真を編集した後、1.comというスウェーデンの審査制フォトストックにてプロの審査員に写真を審査してもらっています。
売れるまでの流れ
筆者が本格的に1x.comに取り組みはじめ、そしてはじめて写真がpublishedされたのは2021年5月です。そこから2023年4月頃まで1x.comに写真を投稿し続けました。その結果としてはNot selectedが83件、publishedが44件、publishedのうちawardedが1件となっています。尚、2023年5月~本記事を書いている2024年9月までは趣味の登山を休止しているため、1x.comへの投稿を休んでいます。ただし、毎月1x.comのマイページを開くようにはしていました。
売れた瞬間
2024年9月のとある日に1x.comにログインすると、下記のような見慣れない英文が表示されました。
「?」と思い、緑色の「convert or get paid」のボタンを押すと、さらに下記の画面に写りました。どうやら「9.51ドルの収益が発生しています。この収益を受け取るためにプロメンバーシップへの変更手続きをしてください。あるいは収益が50ドルに到達したら支払いが行われます」という内容のようです。本記事執筆時のレートで計算すると、1,367円になります。筆者はすでにプロメンバーシップ会員なのですが、それでも形式的に、プロメンバーシップに変更するというボタンを選択する必要があるようです。
売れた写真の紹介
ひとまず上記の手続きは後回しにして、My PageからEarnings(収益)をクリックし、どの写真が売れたかを確認します。売れたのは「Mt. Goryu on the sea of clouds(邦題:雲海に浮かぶ五竜岳)」でした。(リンクをクリックすると写真をご覧になれます)
なお、「どこの国の誰が、どの大きさやプリントの種類で写真を購入したか」までは分からないようです。
この写真は、2回のnot selectedを経たのち、2021年10月に3回目の挑戦でようやくpublishedされた思い入れのある作品です。雑談ですが普通の色味だとcuratorの評価が1%と低かったため、彩度を落として山の陰影を相対的に強くすることで、curatorの評価を50%まで上げてpublishedに繋げることができました。本記事を書いている3年後に時間をかけて売れたということになります。
今後
筆者はサラリーマンです。たまに「写真販売だけで食べていけたらどんなに楽で楽しいだろうか」と考えることもあります。今回の収益だけではまだまだ遠い道のりですが、引き続き頑張れば副収入程度にはなるかもしれません。今回の記事は以上になります。