曇りの日にいい写真を撮影する5つの方法

「曇り空だとうまく写真を撮れない」「曇りだから撮影にいけない」などのように悩んでいる方は多いと思います。

しかし、曇りの日でもいい写真を撮る方法があります。しかも、場合によっては曇りの日の方がいい写真を撮れることも…。今回の記事では、曇りの日にいい写真を撮る5つの方法を紹介します。

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渓流に行く

曇りの日は渓流撮影に適しています。

というのも、晴れている日はコントラストが強く、水面が白飛びしたり、森の影が黒く潰れやすいからです。一方、曇りの日には、川と森の両方を適切な露出で撮影することができます。

以下に渓流を撮影した作例を2つ示します。

左は晴天時に、右は曇天時に撮影をしています。左では川が白飛びしているのに対して、右は川が白飛びしておらず、全体に露出が合っていることがわかると思います。

花をマクロで撮る

曇りの日は花をマクロで撮影するのに適しています。

晴れている日だと、花に光と影ができてしまい、陰が主張しすぎてしまいます。
一方、曇りの日だには花全体を適切な露出で撮影できるため、花の色や花本来の形を活かすことができます。

以下に高山植物を撮影した作例を2組示します。いずれも左は晴天時に、右は曇天時に撮影しています。左では花の陰影が強く出ているのに対し、右は陰影が弱く花本来の形が見えやすくなっているのがわかるかと思います。

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雲の切れ間を狙う

明らかな曇天ではなく、雲の切れ間が期待できる場合には、雲の切れ間を狙って風景を撮影するといいです。

というのも、地面に雲の影が落ちることによって、幻想的な写真を撮ることができるからです。以下に残雪期の御嶽山・三ノ池を撮影した作例を2つ示します。左は晴天時に、右は太陽に雲が掛かる瞬間を撮影して、後処理でレタッチしたものになります。

左では写真全体が同じ明るさで単調になっているのに対し、右では陰影が付くことによって幻想的な雰囲気となっていることがわかるかと思います。

朝日、夕日を狙う

薄曇りの日には、朝日や夕日のときに空全体が真っ赤に染まることがあります。よって、曇っているときに朝日や夕日を撮影できる場所にいるときはチャンスです。

以下はトーミの頭から浅間山を撮影した作例です。このときはあたり一面に薄いガスが掛かっており、見事にあたり一面が真っ赤に染まってくれました。



以下は、涸沢を撮影した作例です。このときもあたり一面に薄いガスが掛かっており、上記と同様にあたりが真っ赤に染まってくれました。

白黒にする

被写体の形が特徴的だったり、被写体自体に陰影が付いている場合には、白黒にするのもありです。

以下は、曇天時に南アルプスを撮影した作例になります。空が白く曇っているため、視線が空に誘導されてしまいます。



上記写真を白黒にしたものを以下に示します。空の白さが消えました。その代わりに相対的に尖った山並みと、雪と岩が作るコントラストが強調されました。視線も山の方に誘導されます。



今回の記事は以上になります。

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