photoshopよりも優秀!消しゴムツールのレビュー【luminar4】

2020年1月15日に、写真編集・現像ソフト「Luminar4」のバージョンが4.1.0にアップデートされました。
アップデートされた機能は、主に以下の2つです。

Luminar4 ver. 4.1.0で追加された主な機能

・日中によく見られる大気のかすみを自然な形で画像に追加できる「AIスカイ・リプレースメント アトモスフィア・ヘイズ」の追加
・新しい消しゴムツール技術

今回の記事では、これらのうち消しゴムツールについてレビューします。
adobeのphotoshopにも消しゴムツールは付いていますが、設定が大変だったり、消し後が不自然になることが多いです。
さて、Luminar4の実力やいかに…。

Luminar 4の進化版「Luminar AI」は2020年12月15日発売!お得な先行予約実施中。

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消しゴムツールの使い方

以下に、消しゴムツールの使い方を説明します。

(1)画面左上の「① (+マーク)」をクリックします
(2)画面左上の「②単一画像の編集」をクリックします

(3)画面右上の「③編集」をクリックします
(4)画面右上の「④(鉛筆のマーク)」をクリックします
(5)画面右上の「⑤消去」をクリックします

(6)マウスの左ボタンを押しながら、消したい場所を赤く塗りつぶしていきます


(補足)必要に応じて、画面を拡大・縮小すると作業がやりやすいです。
細かい場所を塗りつぶすなら拡大、大まかに塗りつぶすなら縮小するとよいです。
拡大・縮小はマウスのホイールボタンでできます。

(注意点)塗りつぶし方によっては、後の修正が不自然になる場合があります。
この場合は、なるべく狭い範囲を塗りつぶすように作業をやりなおすことで、修正がうまくいく事があります。

(7)画面右上の「⑥完了」ボタンをクリックします

(8)画面左上の「⑦ファイル」をクリックします
(9)画面左上の「⑧エクスポート」をクリックし、画像を保存します

実例紹介

以下にLuminar4・消しゴムツールの実例を紹介します。

1枚目

以下は、残雪期の火打山頂上で撮影した集合写真です。
写真中央の2人がメインの被写体で、右には他人やデポしたザックが写ってしまっています。


右の他人とザックを、Luminar4の消しゴムツールで消します。
以下に結果を示します。
左が消去前、右が消去後です。

どうでしょう、見事に他人とザックが消えてしまいました。
拡大してみても全く違和感はありません。すごい出来です。

2枚目

以下は、桜と残雪をまとう越後三山を4月に撮影したものです。

道路上に車やポールが写ってしまっています。



この写真の道路上の車とポールを、Luminar4の消しゴムツールで消します。
以下に結果を示します。
左が消去前、右が消去後です。



どうでしょう、見事に車とポールが消えてしまいました。
拡大してみても全く違和感はありません。すごい出来です。

3枚目

以下は、べっぷ地獄めぐりの1つ「血の池」を撮影したものです。
この写真では、手前の松の木を前景としています。



この写真の松の木を支えている丸太を、Luminar4の消しゴムツールで消してみます。
以下に結果を示します。
左が消去前、右が消去後です。



見事に松の木を支えている丸太が消えてしまいました。

注意点やコツ

以下に、Luminar4消しゴムツール使用時の注意点やコツを記載します。

消したい場所のみを塗りつぶそう

写真によっては、雑に塗りつぶすとうまく修正できない場合があります。
この場合には、なるべく修正したい箇所のみを塗りつぶすことで、うまく修正できることがあります。
前述している通り、必要に応じて写真を拡大・縮小すると目的の部分のみを塗りつぶしやすくなります。

写真は、消しゴムツールでの修正中にマウスのホイールを使って拡大した図です。
拡大・縮小はマウスのホイールボタンでできます。

作業時間短縮にはスペックの高いPCが必要

筆者のPCは最新のCPUであるintel Core i9や、アッパーミドルクラスのグラフィックボード・Quadro P2000を積んでいます。

このPCで今回の消しゴムツールを使用したところ、修正に4~15秒ほどを必要としました。
これよりもスペックの低いPCでは、より修正作業に時間が掛かることが予想されます。
数枚の修正であれば問題はないでしょうが、数十枚を修正する場合には、なるべくスペックの高いPCを使用した方がよさそうです。

参考までに、以下に筆者のPC環境を紹介した記事のリンクを記載します。

写真によってはうまく消せない

写真によっては、うまく消せないこともあります。
消去成功率は、大体6割くらいといったところでしょうか。
以下に失敗例をいくつか記載します。

失敗例1

以下は、初冬期のアルプスと登山者を撮影したものです。
左は元の写真、右はLuminar4の消しゴムツールを使って一部の登山者を消したものになります。



右の写真では、登山者が居た場所の斜面がいびつな形になっており、消去に失敗しています。

失敗例2

以下は、安達太良奥谷自然遊歩道を撮影したものです。
左は元の写真、右はLuminar4の消しゴムツールを使って登山者を消したものになります。



右の写真では、登山者が居た場所の地面に池が食い込んでしまっており、消去に失敗しています。

失敗例1つ目と2つ目に共通しているのは、斜めの線上に位置する被写体を消そうとしていることです。
これは、もしかしたら現行verの消しゴムツールでは苦手とするシチュエーションなのかもしれません。
今後の改善に期待したいところです。

失敗例3

以下は、山小屋と登山者を撮影したものです。
左は元の写真、右はLuminar4の消しゴムツールを使って登山者が持っている傘を消したものになります。



明らかに修正に失敗しています。

まとめと、Luminar4を安く購入する方法

Luminar4では、確かにに消しゴムツールでの修正に失敗してしまうこともありますが、筆者の所感では、他のソフトと比べると圧倒的に優秀です。
というのも、他のソフトで消しゴムツールを使う場合には、手動で修正後の画像を同一写真内の別箇所から持ってくる必要があり、とても難易度が高いからです。

Luminar4を購入する場合には、以下予約サイトをクリックし購入画面の「プロモーションコードを入力」に「SHIZUKANA」と入力することで、1,000円割引での購入が可能です。

Luminar4 公式サイトはこちらから

付属ソフトによって値段が異なりますが、「inspiration edition」か、「plus edition」のどちらかで十分でしょう。
「max edition」にのみ付属しているAurora HDRは、はじめのうちはあまり使うことはないと思います。

今回の記事は以上になります。

Luminar 4の進化版「Luminar AI」は2020年12月15日発売!お得な先行予約実施中。

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