2019年10月20日に、紅葉最盛期の磐梯山に日帰り登山にいってきました!
目次
磐梯山の紹介
磐梯山は、福島県に位置する活火山です。噴煙や温泉が湧きだす山としても有名です。
磐梯山には6つほどの登山口があります。今回は、このうちの裏磐梯登山口から山頂を目指します。緑豊かな表磐梯と違い、このルートでは荒涼とした火山らしい磐梯山の岸壁や噴煙を望みながら登っていくことができます。
登山ルートの詳細
今回のルート詳細を以下に記します。
裏磐梯スキー場入口→銅沼→弘法清水・岡部小屋→磐梯山頂→弘法清水・岡部小屋→中ノ湯跡→銅沼→裏磐梯スキー場(コースタイム5時間40分)
尚、昭文社「山と高原地図 磐梯・吾妻 安達太良 (山と高原地図 11)」に本ルートの詳細が記載されています。
地図を持たない登山は危険です。必ず地図を持って入山するようにしましょう。
登山開始まで
県営桧原第二駐車場にて前日車中泊します。
綺麗なトイレ付の駐車場です。
未明の駐車場にて。
磐梯山への登山口となる、裏磐梯スキー場へと向かいます。
上の写真は登山口駐車場手前の分岐点です。
左、右のどちらにいっても駐車可能です。
(右側の方が遥かに駐車台数が多かったです。5分程度、登山口に近いからでしょう)
左に進んだ先にある駐車場。人気がほとんどない…。
右に進んだ先にある駐車場。
10台ほどが泊っています。
銅沼(あかぬま)まで
午前6時半過ぎに登山開始。
始めはスキー場のリフトに沿って登っていきます。
分岐点に到着しました。
このあたりは道が入り組んでおり、間違った方向に進むと危険な破線ルートを通ることになってしまいます。(通行禁止になっている、滑落の危険が大きなルートです)
かならず地図を読みながら進んでいきましょう。
右方向に進めば大丈夫です。
岩なだれがみられる箇所に到着しました。
岩なだれとは、明治期に磐梯山が噴火し山体崩壊した跡のようです。
あいにくのガスで、いわなだれがよく見えない。
銅沼(あかぬま)に到着しました。
「どうぬま」じゃないです、「あかぬま」ですよ!
(偉そうに語るが、下山してから読み方を知りました…)
なんでも、沼の水は強酸性で、鉄やアルミニウム、マンガン等が溶け込んでいるとのこと。
水深の浅いところは赤く見えますが、これは水酸化鉄由来とのことです。
銅沼は好展望地です。
磐梯山の山肌からは、ガスが噴き出している箇所も見られます。
銅沼のアップ。
弘法清水岡部小屋まで
さらに樹林帯を進んでいきます。
赤い紅葉のアップ。
こちらは黄色いですね。
渡渉する箇所も。
靴が泥だらけになります。
階段を上り
沢沿いの道を進んでいきます。
磐梯山山頂と、八方台登山口との分岐点に到着しました。
ここを左に進んでいきます。
高度を上げていきます。
登山道からは東側の展望が開けている場所が時々あり、秋元湖を見渡すことができます。
晴れていれば、さらにその向こうに安達太良山を見渡せるはずなのですが…。
紅葉の登山道。
ガスがさらに深まってきました。
ガスと紅葉。
山頂から30分の距離にある弘法清水小屋と岡部小屋に到着しました。
両小屋とも売店の利用と休憩が可能で、宿泊は不可です。
トイレはありませんが、携帯トイレの購入と携帯トイレブースの利用が可能です。ただしトイレットペーパー持参の必要有りで、使用後の携帯トイレは各自で登山口まで持っていく必要があります。
(磐梯山の山中にはトイレはありません。)
トイレの詳しい仕組みはこちら
岡部小屋の内部のメニュー。
各種山グッズも売っています。
山小屋の目の前では飲料用の水が湧いています。
磐梯山山頂まで
磐梯山山頂を目指します。
岩の登山道を登り
崖の横を進み
磐梯山頂(標高1,816m)に到着しました!
中ノ湯温泉跡
来た道を戻り下山していきます。
ガスと紅葉のコラボ。
下部も紅葉しています。
秋元湖のアップ。
高度を下げていきます。
今回の登山ルートから外れた中ノ湯跡に立ち寄っていきます。(往復5分)
中ノ湯は90年代に廃業しましたが、いまでも温泉が湧き続けています。
たまに足湯をしている人もいるそうなのですが、火山ガス濃度が管理されていない為、近寄らない方がよいでしょう。くぼ地なのでガスがたまりやすいはずです。
立ち入り禁止ロープも張られています。
五色沼
銅沼まで帰還してきました。
下山していきます。
登山口から車で15分ほど走り、五色沼へとやってきました。
五色沼の入り口。
五色沼のうち、最も西側に位置する柳沼です。
水の色はいたって普通です。
さらに五色沼の奥へと歩を進めていきます。
青沼に到着しました。
その名の通り青いです。
先日の台風19号にて湖の水位が上昇し、枝が湖につかり白く変色したとのことです。
紅葉と青沼。
るり沼へとやってきました。
るり沼と磐梯山。
展望台から沼を高望みすることができます。
さらに奥まで進むこともできるのですが、今回は時間の都合上、帰還することとしました。
小野川湖畔の家キャンプ場に車で移動してきました。
今晩はここで幕営します。(要事前予約)
裏磐梯には10個ほどのキャンプ場が連なっていますが、小野川湖畔の家は混雑も少なく、テント使用料も大人一人あたり1,100円ととてもリーズナブルです。
今の時期には16時までにキャンプ場にチェックインする必要があります。
翌日は、安達太良山を目指します。
それは別の記事にて。
今回の記事は以上になります。