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【X-T3 vs. X-H1】富士フイルムフラグシップカメラ本体の比較

X-T3とX-H1は、どちらも富士フイルムから発売されている最上位機種のミラーレスカメラ本体です。

両カメラとも防塵防滴性と-10℃までの耐寒仕様を有し、登山などのアウトドアにオススメできるものですが、微妙に性能が異なります。
筆者は両方のカメラを所有しており、山行スタイルによってこれら両カメラを使い分けています。
(キャッシュバックキャンペーンもあり、気付いたらポチッていました…)

そこで今回の記事では両者のカメラを比較しつつ、撮影場面ごとにどちらのカメラがより優れているかを明らかにしていきます。

性能比較一覧

以下に、X-T3とX-H1の性能比較表を載せます。
表中の赤字は、他の機種と比較した場合の優れた箇所青字劣った箇所となります。

ボディ内手振れ補正のみX-H1がX-T3よりも優れている性能になり、他の性能はX-T3の方が優れているか、同等となります。

X-T3X-H1
発売日2018/9/62018/3/1
ボディ内手振れ補正
重量489g623g
大きさ
(幅×高さ×奥行)
 132.5mm
×92.8mm
×58.8mm
(最薄部35.4mm)
 139.8mm
×97.3mm
×85.5mm
(最薄部39.5mm)
プロセッサーX-Processor 4X-Processor Pro
センサー方式裏面照射型積層型
基準ISO感度160~12800200~12800
拡張ISO感度80~51200100~51200
低照度オートフォーカス限界-3EV-1EV
画素数2,610万画素2,430万画素
防塵防滴・耐寒性(-10℃)
SDカードスロット数22
ローパスフィルターレス

ボディ内手振れ補正

X-H1の勝ち。

X-H1は富士フイルムXシリーズで唯一ボディ内手振れ補正を搭載した機種になります。
ナイトハイク時に月明りに照らされる山並みやマジックアワーを手持ち撮影する場合に、X-H1は優れた性能を発揮します。

特に、X-H1にXF16mmF1.4 R WRなどの明るい広角単焦点レンズを組み合わせると鬼に金棒となります。
詳しくは以下記事をご参照ください。

山でナイトハイクをすると、昼間とは違った景色を楽しむことができます。 月に照らされる山岳、夜明け前の地平線のマジックアワー、満点の星...

(補足1)
フジフイルムの一部レンズにおいてはレンズに手振れ補正が搭載されていません。特に、明るい広角レンズ(単焦点、ズームレンズ問わず)においてこの傾向が顕著です。
よって、明るいレンズて手持ち夜景撮影をしたい場合にはX-H1でないと手振れ補正を使うことができません。

(補足2)
X-T3にはボディ内手振れ補正機能は搭載されていません。
手振れ補正機能の付いたレンズを使う場合や、手振れ補正機能がなくても明るい場所での撮影においては、これは問題とはなりません。

重量と大きさ

X-T3の勝ち。

X-T3の重量は483gであり、X-H1よりも130gも軽くなります。
たかだか130g…とあなどってはいけません

筆者の主観ですが、肩にかかる重さがまったく違います。

また、X-T3の方がX-H1よりもサイズが小さくコンパクトなため、荷物になりにくいです。
感覚としては、X-T3はコンパクトミラーレス、X-H1は大型フルサイズミラーレスカメラという感じでしょうか。(注:実際にはどちらもAPS-Cセンサーを搭載したミラーレスカメラです)

センサー方式

X-T3の勝ち。

X-T3では、SONYが新開発した裏面照射型センサーが使われており、高感度ノイズ(ISO感度を高くしたときに出るノイズ)が出にくいとされています。

以下に、X-T3とX-H1で高感度撮影した夜景画像を載せます。
レンズはいずれもXF16mmF1.4 R WRです。
写真はJPEG撮って出しで、RAW現像(レタッチ)は行っていません。

まずはISO3200での比較です。
下の写真は、左がX-T3、右がX-H1で撮影したものです。
うーん、あまり違いがわからない…。




次に、ISO6400で撮影した写真を載せます。
下の写真は、左がX-T3、右がX-H1で撮影したものです。

なんとなく、X-T3の方がX-H1よりもノイズが少ない気がします。
撮影対象が異なるため一概には言えませんが…。

ISO感度

X-T3の勝ち。

X-T3の常用ISO感度限界は160であり、X-H1の200より約0.5段分小さいです。
これは、滝や川を流して撮る際に活きていきます。

滝や川を流して撮影する際には、シャッタースピードを1/2から1/8程度まで遅くして撮影をします。
この場合光を多く取りこんでしまうため、レンズを絞り(=f値を大きし)、さらにISO感度を小さくすることで光を減光する必要があります。

X-T3ではISO感度を小さくできる分、シャッタースピードを遅くしたときの写真の白飛びを防ぐことができます。

常念岳に至る一ノ沢登山道を流れる沢を、X-T3で撮影。
シャッタースピード1/8で撮影することで水の流れを表現できた。
iso160, F22


(補足)
減光フィルターを使えば、X-T3のメリットは無くなり、X-T3とX-H1は同じ土俵に立ちます。
むしろ、手振れ補正機能が強力な分、X-H1に軍配が上がります。
とはいっても、登山中にフィルターをいちいち付け替えるのは思っている以上に大変なため、個人的にはおすすめしません。

低照度オートフォーカス限界

X-T3の勝ち。

X-T3の低照度限界は-3EVであり、X-H1の-1EVよりも優れています。
X-T3では半月程度の明かりでもスッとピントが合ってくれます。

以下に、X-T3を用いて半月の夜に北アルプスの山並みを三脚撮影した写真を示します。
夜景を撮影する際にはオートフォーカスが効かずマニュアルでピントを合わせることも多いのですが、この際は迷うことなくオートフォーカスが山に合ってくれたため、撮影がとても楽でした。

(番外編)電池の持ち

X-T3の勝ち。

これは筆者の感覚になるのですが、X-T3の場合写真を400枚撮影しても、画面上の電池残量は5/5のままです。

一方、X-H1の場合には、写真を200枚撮影すると、画面上で電池の持ちが4/5に減ります。

この点については、予備バッテリーやモバイルバッテリーを使うことで解決できるので、筆者はそれほど気にはしていません。

まとめ、結局どっちがいいの?

X-H1をオススメしたいのは以下の人です。

  • ナイトハイクで手持ち撮影をする人
  • 滝を流して撮影するときには減光フィルターを使う派の人
  • 重い荷物を背負える体力のある人




反対に、X-T3をオススメしたいのは以下の人です。

  • 減光フィルター無しで滝を流して撮影したい人
  • 手振れ補正機能付きのレンズしか使わない人
  • 夜景撮影時には三脚を使う人
  • 荷物をなるべく軽くしたい人



今回の記事は以上になります。

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