【残雪期・雪山登山】浅間山~雪をまとった活火山~

2019/3/2に、残雪期の浅間山に日帰り雪山登山にいってきました!

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浅間山の紹介

浅間山は、釜山を最高峰とする標高2,568mの活火山です。
登山道からは、荒涼とした岩肌や噴煙を眺めることができます。

現在、火山規制のため釜山へは入山できません。
現在は火口から西側に位置する車坂峠と浅間山荘から、標高2位の前掛山への登山道のみが解放されています。

冬季に前掛山に登頂する場合、雪崩の危険のない浅間山荘が唯一の登山口となります。
(車坂峠からは、浅間山の外輪山である黒斑山に登ることができます。)

本ルートの詳細

本ルートの詳細を以下に記載します。

浅間山荘(天狗温泉)→火山館→前掛山(浅間山山頂)→火山館→浅間山荘(天狗温泉)

尚、本ルートの詳細を記した雪山ガイドブックは、ブログ主の知る限りでは存在しません。
参考までに夏山用の地図は、昭文社から出版されている「山と高原地図 浅間山 軽井沢・長野原の山々 (山と高原地図 19) 」になります。

登山開始~火山館まで

前日にSAで仮眠を取り、当日6時すぎに浅間山荘の駐車場に到着しました。
駐車料金は¥500。駐車台数は50台です。
今回のように早朝に出発する場合は、下山後に駐車料金を支払います。


浅間山荘のトイレは冬季閉鎖されています。
このため、SAで仮眠を取るほうが無難です。


立派な鳥居をくぐり登山開始です。


半年前に火山規制レベルが引き下げられ、前掛山まで登頂可能となりました。
またいつ登れなくなるかわかりません。


登山道の脇を流れている川は茶褐色をしています。
水に含まれる酸化鉄(錆の主成分)の色とのことです。
疑い深いブログ主は、「泥が混じってるだけじゃね?」と思い舐めてみたところ確かに錆の味がした。


序盤は雪がちらほらとある程度。本当に今年の雪は少ないです。
ダブルストックとツボ足(足にアイゼンやワカン類を何もつけないこと)で登っていきます。
ただしところどころ凍っており滑りやすかったため、軽アイゼンを付けてもよいと思います。


一の鳥居に到着しました。
ここは左右に分岐しており、どちらを進んでもよいです。
我々は不動滝を見たいため、右に進みます。


不動滝です。
茶色いまま凍っています。

雪の量が徐々に増えてきました。
夏山と違い、冬山では枯れた木々の隙間から遠望を見渡すことができます。


左手にトーミの頭が見えてきました。


右手に赤茶色の川が流れています。
この地点は硫黄臭がします。

屁をこいても誤魔化せます

火山館に到着しました。


火山館の煙突からは煙が出ています。
常駐している方がいるようです。


火山館のトイレは冬季でも使用可能です。
協力金¥200を支払います。
便座・トイレットペーパー付の綺麗なトイレです。
設備だけではなく、禁煙の文字もとてもきれいです。

そして山頂へ

さらに歩を進めます。
このあたりは活火山に似合わず、樹林がきれいです。
北八ヶ岳に来たのかと勘違いしてしまいそうです。


森林限界を超え、右手に浅間山が見えてきました。現実に引き戻されます。
わくわく感が止まりません。

斜面を登っていきます。
斜度が緩く、積雪量も少ないためダブルストック+軽アイゼンが登りやすいです。


さらに登っていきます。


この時期は空気が澄んでおり、北アルプスが見事に見渡せます。

火口/前掛山分岐に到着しました。
正面の火口からは噴煙がもくもくと上がっています。
ここは右折し、前掛山を目指します。


前掛山へと続く稜線です。
快晴のため、絶景の稜線ハイクを楽しむことができます。


稜線上からは四阿山(あずまやさん)がよく見えます。
四阿山は雪原ハイクが楽しめる山です。
元カノと積雪期の四阿山に登ったことがありますが、広大な雪原で迷ってしまい結局登頂できませんでした。
あの日以来、人生にも迷っている気がします。
いつかリベンジしたい。

左:四阿山  右:草津白根山
草津白根山は山頂直下の火山湖がとてもきれいで、夏季の火山レベルが低いときには山頂直下まで車で簡単にアクセスできます。
「草津白根山おすすめですよ」と知人に紹介しまくっていたら、その数日後に噴火を起こしました。


稜線上には火山シェルターが設置されています。
ここを使うことがないように祈ります。


さらに稜線上を進んでいきます。


稜線を進む人。
左側は雪庇となっており、乗っかると火口に落下します。
落下しないようにやや右側を歩いていきます。

山頂標識を視界に捕らえました。


前掛山に到着しました!
火山規制で前掛山に登れないことも多いです。
そのため、達成感があります。

前掛山からはこの展望です。


火山規制のため、この先には進むことができません。
ブログ主が生きているうちに進める日は来るのだろうか。


絶景を見ながら下山していきます。


錆の成分の混じった赤茶色の川の地点まで戻ってきました。
疑い深いブログ主は、「どうせ土が混じってるだけじゃね?」と思い舐めてみたところ確かに錆の味がしました。


不動滝まで戻ってきました。


登山口まで登ってきました。
晴天で汗を書いたなぁ…と思っていると、「天狗温泉入浴できます」との悪魔のささやきが。


というわけで、浅間山荘の天狗温泉に入浴します。
入浴料金は¥800です。駐車場を利用した場合は¥700に割引してもらえます。


天狗温泉の湯は、川の色と同じ茶褐色です。
とても気持ちのいいお湯です。
ぜひ入浴していかれることをおススメします。


おまけ。下山時にはかわいい犬が出迎えてくれました。
いや、犬は寝ているので正確には出迎えてくれていません。
身勝手な人間(ブログ主)の自己都合による解釈です。



今回の記事は以上となります。

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