雪山テント泊をすると、以下のような悩みに遭遇するかと思います。
「足元が冷えて眠れない」
「テントの外に出るたびに靴を履くのがめんどくさい」
このような悩みは、テントシューズを履くことで解消されます。
しかし、テントシューズには様々な種類があり、下手なものを選んでしまうと役に立ちません。
そこで今回の記事では、雪山テント泊用のテントシューズの選び方と、おすすめのテントシューズを紹介します。
目次
テントシューズの役割
雪山テント泊用テントシューズの役割は、主に以下の2点です。
・テント外を散策する際のシューズとしての役割(景色を見たり、撮影したりするときなど)
テント内でもテントシューズを常に着用し続けていれば、足元は暖かいです。
アイスバーンでもない限りは、テントシューズを履いたまま気軽にテント外に出て絶景を眺めたり、写真撮影をすることができます。
つまり、幕営中は常にテントシューズを履いたまま(=登山靴を着脱することなく)快適に過ごすことができるので、とても便利です。
選び方
以下に、テントシューズの選び方を紹介していきます。
ハイカット
ハイカットタイプがオススメです。
(ハイカットとは、膝下まで保護してくれるロングタイプのシューズのこと)
これは、テントシューズで雪上を歩行した際に、テントシューズの内側に雪が入ってくるのを防止する為です。
もちろん、テントシューズ上部の付属の紐を締めておきましょう。こうすることでテントシューズ内に雪が入ってくることは無くなります。
一方、ローカットやミッドカットのテントシューズでは、雪上を歩行すると簡単に内部に雪が入ってきてしまいます。
底部が厚い
底部に厚い生地が付いているタイプがオススメです。
残雪期には、登山道上に一部雪が無くなっている場合があります。
このような場所を補強されていないテントシューズで歩いてしまうと、簡単に穴が開いてしまいます。
防水・透湿性
防水・透湿素材が使われているテントシューズがオススメです。
テント内で過ごすとどうしても汗をかいてしまいます。このような時でも、透湿素材であれば外に汗が逃げていき、凍ることはありません。
また、テントシューズを履いてテントの外から中に戻ったときに、テントシューズについた雪を払いきれない場合があります。このようなときでも、防水素材であれば水が染みてくることはありません。
保温性
保温性の高いタイプがオススメです。
雪山では気温は常に氷点下を越えます。
深夜には-20℃になることも…。
指先は特に冷えやすい為です。寒さで眠れないこともあります。
おすすめテントシューズの紹介
以下におすすめテントシューズを紹介します。
finetrack
finetrackのポリゴンテントシューズは、シート状立体保温素材「ファインポリゴン®」を8枚封入した、足元の濡れを恐れないテントシューズです。
厳冬期における幕営時に必要な高い保温性を備えながら、雪や汗・結露などの濡れによる保温力の損失が小さく、泊りの雪山での快適性を向上しています。足裏には、滑り止めのハイグリップ素材を採用しています。
サイズは「S/M」「L/XL」の2つがラインナップされています。
目安として、S/Mは23.5~26 cmの足の大きさに、L/XLは25cm以上に対応しているとのことです。
サイズ表記 | 足のサイズ (cm) |
S/M | 23.5~26 |
L/XL | 25以上 |
イスカ
イスカのダウンプラステントシューズ・ロングは、冬山テント泊に最適のモデルです。全面にウインドストッパーを使用し、積雪の除去などテント外の作業での防水性の高い山岳モデルです。
サイズは「S」「L」の2つがラインナップされています。
目安として、Sは25.5 cmまでの足の大きさに、Lは25.5~28cmに対応しているとのことです。
サイズ表記 | 足のサイズ (cm) |
S | ~25.5 |
L | 25.5~28.0 |
今回の記事は以上になります。