【夏山登山】裏銀座縦走コース~北アルプス屈指のロングコースと雷鳥の親子~

二日目。野口五郎岳

二日目の朝を迎えます。
この日は野口五郎岳、水晶岳、鷲羽岳を経由し、三俣小屋テント場を目指します。中間地点にテント場が無いため、CT10hの長丁場となります。

ちなみにですが、CTを短縮する方法としては、「縦走路外にある水晶岳をスルーする」「鷲羽岳山頂をトラバースする」「テント泊ではなく、水晶小屋泊にする」などの手段があります。


テントを撤収し、縦走開始します。
森林限界上、絶景稜線ハイクの始まり!
まずは3時間半をかけて野口五郎岳を目指します。


野口五郎岳までは、いくつかの小ピークを経由していきます。


縦走路からは、常に槍ヶ岳を眺めることができます。


二日目も快晴です。


野口五郎岳への標識。


ミヤマキンポウゲ?


野口五郎岳の手前は、登山道が大きな岩塊となっており、道がわかりにくく、なおかつ歩きにくいです。慎重に歩けば問題ありません。


ガレた箇所を通過しました。
野口五郎岳を視界に捉えました。


高山植物有り、秀峰有りの楽しい縦走路です。


野口五郎岳直下です。


山頂標識が見えてきました。


野口五郎岳山頂(標高2,920m)です。
ちなみに、右奥の笠の形をした山は、文字通り笠ヶ岳といいます。


こちらは槍ヶ岳。


右下の青い屋根の小屋は、野口五郎小屋です。
テント場はありません。


水晶岳

次は水晶小屋を経由し、水晶岳を目指します。
水晶小屋までのCTは2時間半なり。
水晶岳は今回の縦走路からは離れた位置にありますが、是非とも寄っておきたい秀峰です。


斜面に咲く高山植物。


真砂岳~水晶小屋の間は、ところどころ岩稜帯となっています。
大きな岩の上を、隙間に落ちないように歩いていきます。
(慎重に歩けば問題はありません)


槍ヶ岳。


右奥に水晶岳が見えてきました。


チシマギキョウ。


ハクサンイチゲ?


水晶小屋に到着しました。
カップラーメンを食べて小休止します。
飲料水を500mL当たり¥300で購入できます。
(ホームページによると500mL当たり¥100の濾過済み天水の販売もありますが、このときはミネラルウォーターを案内されました。天水を切らしていたのかもしれません。)


水晶小屋付近に重い荷物をデポし、水晶岳を目指していきます。
荷物が軽くなったため、軽快に歩けています。
背中に翼が生えたようです。

水晶小屋~水晶岳間は往復1時間10分です。


水晶小屋~水晶岳間の稜線。


水晶岳山頂(標高2,986m)です!


鷲羽岳

水晶小屋まで戻ってきました。
次は鷲羽岳を目指します。所要時間は1時間50分です。


写真中央やや左寄りの、雪をかぶった峰が鷲羽岳です。


鷲羽岳頂上通過ルートと、黒部源流ルートとの分岐点に来ました。
後者の方が1時間弱コースタイムが短くなります。

ここまで灼熱の縦走路を重い荷物で長時間歩いており、体力は限界です。
(この日の山麓では、最高気温が40度の予報です)

「体力がないわけじゃない。黒部源流を見たいんだ」というわけのわからない言い訳を考えながら、立ち止まること5分


コースタイム短縮の誘惑に打ち勝ち、鷲羽岳山頂(標高2,924m)に到着しました!


鷲羽岳山頂からは、鷲羽池の絶景を眺められます。
山頂に来てよかった。


二日目の幕営地・三俣山荘を目指します。
ちなみに鷲羽池に下りる道があるそうですが、道がわかりにくい&体力の限界のため、スルーします。


三俣山荘に到着しました!
テントの受付をします。
飲料水は無料で汲むことができます。
アルコールも購入可能です。


幕営終了。


テント場の横には、7月にも関わらず雪渓が豊富に残っていました。
豪雪地帯・北アルプス。恐るべし。

次ページは夕日と夜景です。

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