【残雪期・雪山登山】越後駒ケ岳~アルプス級の山々に囲まれた大展望ハイク~

2019/4/21-22の日程で、越後駒ケ岳に一泊二日の雪山テント泊にいってきました!

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残雪期の越後駒ケ岳の紹介

越後駒ケ岳は、新潟県に位置する標高2,003mの山です。
登山道からは荒川岳、中ノ岳の堂々とした山容を見ることができます。
1~3月は雪が深く、道路も冬季閉鎖されるため近づくことは容易ではありません。
一方、4月中旬を過ぎると奥只見シルバーラインが日中通行可能となり、銀山平登山口まで車でアクセス可能となります。
(この時期、銀山平以外の登山口から登るのはあまり一般的ではありません)

コースタイムが12時間と長く、道路が通行できる時間も限られているため、日帰りでバックカントリーで滑り降りるか、一泊二日とするのが登りやすいです。

今回の記事では、銀山平から一泊二日で越後駒ケ岳に登頂した記録を紹介します。

ルート詳細

今回の記事で紹介するルートの詳細を以下に記します。

(初日)銀山平→道行山→小倉山→幕営地
(二日目)幕営地→越後駒ケ岳→小倉山→道行山→銀山平

尚、今回は途中の平坦な箇所に幕営していますが、無雪期にはこの地点を含めて越後駒ケ岳で幕営することはできません。植生を痛めてしまうためです。
一泊する場合には駒ノ小屋(避難小屋)を利用しましょう。
また、積雪期に幕営する場合には、ゴミやし尿を必ず持ち帰りましょう。

本ルートについては、山と渓谷社の「厳選 雪山登山ルート集」に詳細が記されています。
雪山では雪崩防止のため、通行できるルートが限られています。
必ずルートを下調べしてから通行するようにしましょう。

登山開始~幕営地まで

徹夜で高速道路を走ること3時間、目指す越後駒ケ岳が見えてきました。


石抱橋の近くに車を停め、登山開始です。


石抱橋ではトイレが利用可能でした。


この地点から登山道へ取り付きます。


どんよりとした天気です。
「どんより」を使って作文を作ってみました。
うどんよりそばが好きだ。



最初の1時間は水平に移動していきます。


水場です。
ここの水はおいしかったです。


登山道を登っていきます。
まずは最初のピーク、道行山を目指します。


道行山への登りは、ところどころ夏道が出ています。


越後駒ケ岳が近づいてきました。


道行山です。


次は小倉山を目指します。


動物の足跡。


ガイドブックにある通り、小倉山山頂はトラバースして巻きます。
斜度が緩いため、トラバースしても危険はありません。
ただし、上部の雪庇が落下してくる可能性もあるため、素早く通過するようにしましょう。
(不安な場合は小倉山頂上を経由した方がよいです)


時刻は12時ごろ。百草ノ池手前までやってきました。
徹夜で疲れたな…どこかでテント張れないかな…と思っていたところに、幕営跡を発見しました。ここで幕営することにします。


他人の幕営跡にやどかりするの図


幕営地からは荒沢岳・中ノ岳の展望が見事です。
天気はガスっています。しかし、翌日は好天予報です!


二日目・駒の小屋まで

二日目。朝7時を過ぎてもガスが取れません。
本当にありがとうございます。


トレースとGPSを便りに越後駒ケ岳を目指すこととします。
前駒まで登ってきました。
この写真の両側に目を凝らしてみてください。


写真編集(lightroom)で両脇を見やすくしてみました。
両脇は切れ落ちています。
雪とガスの境目が非常にわかりにくいです。


駒の小屋に到着しました。
二階が避難小屋として開放されています。
管理人は不在ですが、協力金2,000円を払って素泊まり可能です。
毛布も常備してあるとのことです。なお、この時期は水は利用不可でした。


越後駒ケ岳・山頂を目指します。
山頂が近づいてきました。
山頂の向こうは少しだけ晴れている!

次ページはいよいよ山頂へ。
奇跡的にガスが取れて青空と大展望がその姿を現します。

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