自身で撮った星空写真を家で見返したら、微妙にピントが合っていない…。
星空にピントを合わせるのはとても難しいです。上記のような経験をされた方は多いのではないかと思います。筆者もそのうちの1人です。ですが、あきらめるのは早いです。adobe社の写真編集ソフト・photoshopを使うと星空のピンボケを直すことが可能です。
今回の記事では、photoshopを使って星空写真のピンボケを修正する方法を紹介します。
目次
元写真
以下は、lightroomで編集後の星空写真です。
ぱっと見問題ないようにも見えますが、4Kモニタで見ると見事に星空がピンボケしてしまっています。
Photoshop手順
上記写真のピンボケをphotoshopで直していく作業を以下に紹介します。
まずはPhotoshopで写真を取り込みます。その後、上部のタブから「フィルター → その他 → 明るさの最小値」を開きます。
調整ウィンドウが開いたら、「保持:真円率」にします。
さらに、半径(R)の値を調整してピンボケを補正します。
半径の値を大きくするほどピンボケを補正できますが、暗い星が消えてしまいます。(つまり、元のピンボケが少ないほど、暗い星を消さずにピンボケを補正できるということになります)
わずかなピンボケなら1 pixel以下、ひどいピンボケであれば3 pixelくらいにすることが多いです。
ピンボケ補正後の写真を以下に示します。
だいぶピンボケが解消されたのが分かるかと思います。
ただし、「明るさの最小値」をいじったために「暗い星が見えなくなっている」「全体的に暗くなっている」「地平線部分にノイズが目立っている」などの副作用が出ています。
そこでこの写真を再度lightroomで取り込み、露出を高くしたりノイズ低減処理を施してやると良いです。(この操作についての詳細は割愛します)
lightroomで再編集したものを以下に示します。
Photoshopの購入
Photoshopを使用可能なadobeのプランは契約複数あります。
この中でも、月額980円で利用可能なフォトプラン(20 GB)をオススメします。
photoshopの他に、lightroomも使用可能となるとてもコスパの良いプランです。
ちなみに、lightroomだけを購入した場合でも、月額は980円となり変わりません。
今回の記事は以上になります。