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【RAWデータで5分】lightroom現像方法~天の川編~






星空や天の川の写真は、カメラ設定を変更するだけでは美しさに限度があります。そこで、lightroomなどの写真現像ソフトを使うと、星空や天の川をより美しく見せることができます。

筆者は、趣味の山登りを通じ、これまでに100枚近くの星空・天の川を撮影・現像してきました。以下に現像の1例を紹介します。

現像前。空は黒く味気ない。天の川はあまり見えない。山並みも黒くつぶれてしまっている。
現像後。空が青く神秘的な色に変化した。天の川や山並みもはっきりと見える。

今回の記事では、lightroomを用いた星空・天の川の現像方法をお伝えします。
第一回は天の川編です。

事前に読んでおきたい記事

以下の記事を読んでおくことで、よりよいrawデータを撮影することができます。元のrawデータがしっかりしていないと、現像したとしても決していい写真を生み出すことはできません。

夜に山にいるときなどは、星が綺麗に見えますよね。 壮大な山の背後に映る満点の星空広大な大地と星空池に反射する星 場所によって、...

(※rawデータとは、いわば写真の生データのことです。jpgよりも情報量が多く、現像に適しています。最近の一眼レフ/ミラーレスカメラであれば、撮影時にjpgと同時にrawデータを記録することができます。)

現像に使うソフト

Adobe社のlightroom classic CCを用います。
なお、lightroom CCでも同じ作業が可能です。

現像方法

lightroom classic CCを立ち上げ、rawデータを取り込みます。

データを取り込むと、画面右側に編集バーが現れます。
この編集バーの各項目を設定し、写真を現像していきます。

色温度

まず、空の色を黒から青にするために、色温度を下げます。
今回は、初期値の5000から3250程度まで下げます。
撮影時にWB(ホワイトバランス)が蛍光灯や電球モードになっている場合は、すでに色温度が低い設定になっているため、変更しなくても大丈夫です。

(補足:色温度は、小さいほど青みがかり、高いほど赤みが強くなります)

色温度を3250にして現像した写真が以下になります。
空が青みがかり、神秘的な写真になったかと思います。

明瞭度

次に、天の川をくっきりと写すために、明瞭度を上げます。
今回は、初期値の0から100まで上げることにします。
必要に応じて調整量を設定ください。

明瞭度100にて現像した写真が以下になります。
天の川が明瞭になり、くっきりと写るようになりました。

シャドウ

その次に、山並みを明るく写すために、シャドウを上げます。
今回は、初期値の0から100まで上げます。
必要に応じて調整量を設定ください。

(補足:シャドウを上げると、写真上の暗い部分が明るくなります。逆にシャドウを下げると、写真上の暗い部分はより暗くなります)

シャドウ100にて現像した写真が以下になります。
山並みが明るく写りました。

ハイライト

そして、星をより明るくするために、 ハイライトを上げます。
今回は、初期値の0から30まで上げる微調整に留めます。
必要に応じて調整量を設定ください。

(補足:ハイライトを上げると、写真上の明るい部分がより明るくなります。逆にハイライトを下げると、写真上の明るい部分は暗くなります)

シャドウ30にて現像した写真が以下になります。
星が明るくなりました。

ノイズ低減

山並みを無理やり明るくしたため、ノイズが出てしまっています。
そこで、ノイズを低減するため、ノイズ低減「輝度」を上げます。
今回は、輝度を初期値の0から20まで上げます。
必要に応じて調整量を設定ください。

(注意点:輝度を上げすぎると、弱い星の光が消えてしまいます。また、山並みがのっぺりとした、いわゆる眠たい写真になってしまいます)

輝度20にて現像した写真が以下になります。
山並みのノイズが低減されました。

かすみの除去

ここまででも十分かとは思いますが、やや空がかすんでいるようにも見えます。
そこで、かすみを取るためにかすみの除去を上げます。

今回は、初期値の0から15までの微調整に留めます。
必要に応じて調整量を設定ください。

かすみの除去15にて現像した写真が以下になります。
空のかすみが低減されているかと思います。

以上、lightroomを用いた天の川現像方法について、如何でしたでしょうか。

今回の現像方法はあくまでも1例であり、撮影時のカメラ設定、街明かりや月などの光害の影響、前景の有無、天の川の有無によっても設定すべきパラメーターや設定量は異なってきます。
ただし、「このパラメーターをいじればこうなる」という原理原則を知っておくことで、さまざまな現像に対応できるはずです。

是非、試行錯誤しながらオリジナルの天の川/星空写真を極めてください。

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