筆者は、主に富士フイルムのカメラを使って山岳風景を撮影しています。過去に4種類の富士フイルムのカメラを使っていたことがあります。
富士フイルムのカメラはjpeg撮って出しの色がとにかく美しいことなどが特徴です。
現在、富士フイルムからはセンサーサイズがAPS-Cのモデルだけでも14種類が発売されており、それぞれ特徴が異なります。どれを選んだらいいか迷いますよね…。
そこで今回の記事では、富士フイルム製カメラの選び方と、おすすめカメラを紹介します。
目次
選び方
富士フイルムのカメラは、モデルによって主に以下の特徴が異なります。
・ボディ内手振れ補正
・重さ
アウトドア環境や雪山に行く人には、防塵防滴性・耐寒性の付いたモデルがおすすめです。多少の埃や水滴がついてもカメラが壊れる心配をしなくても良いからです。また、耐寒性のないモデルだと冷所で急に電源が入らなくなったり、誤作動を起こすことがあります。
単焦点レンズを使って夜景を手持ち撮影する人には、ボディ内手振れ補正の付いたモデルがおすすめです。というのも、富士フイルムの単焦点レンズの大部分にはレンズ内手振れ補正が付いていないからです。
一方で、手振れ補正の付いたズームレンズを使ったり、単焦点レンズだったとしても明るい場所や人を撮影する場合には、ボディ内手振れ補正は必須ではありません。シャッタースピードが速ければ手振れは起きないからです。
重さは、その他の機能とのトレードオフになります。
カメラ紹介
以下に、おすすめするカメラのモデルを紹介していきます。
APS-Cサイズのセンサーを有する14モデル中、発売時期が2年以内で、尚且つレンズ交換タイプの4種類のみを紹介します。
(この条件にはX-Pro3も当てはまりますが、背面液晶が隠れている特殊なカメラなので今回の中では紹介しません)
基本的には、最初に紹介するものほど上位モデルで価格が高く、最後になるほど下位モデルで価格が安いという位置づけになります。
X-T4
X-T4は、富士フイルムの最上級モデルです。防塵防滴・耐寒性、最大6.5段の手振れ補正が付いた全部乗せカメラです。アウトドア環境や冬山に行く人で、尚且つ単焦点レンズを使って夜景を手持ち撮影する人におすすめしたいカメラです。
筆者も、前モデルのX-T3を愛用しています。
重さは607 gとなっており、今回紹介するカメラの中では最も重くなっています。
・手振れ補正…有(最大6.5段)
・重さ…607 g
X-S10
X-S10は、X-T4から防塵防滴・耐寒性能が除去されたモデルです。その分、重さは465 gと軽くなっています。アウトドア環境や冬山に行かない人で、尚且つ単焦点レンズを使った夜景撮影をする人におすすめしたいカメラです。
・手振れ補正…有(最大6.0段)
・重さ…465 g
X-E4
X-E4は、X-S10から手振れ補正機能が除去されたモデルです。2021年2月発売の最新機種です。重さはわずかに364 gです。組み合わせるレンズによっては、500 g未満となり500mLペットボトル以下の重量となります。
「まずは入門として富士フイルム製のレンズ交換式カメラを使ってみたい」という場合におすすめしたいカメラです。
・手振れ補正…無
・重さ…364 g
X-A7
X-A7は、X-E4からファインダー(目で覗きながら撮影する箇所)が除去されたモデルです。タッチパネルを使った操作が主となり、直感的に操作をしやすくなっています。重さは、今回紹介する中で最軽量の320 gとなっています。
「ファインダーが無くても構わない」であったり「まずは入門として富士フイルムのレンズ交換式カメラを使ってみたい」という場合におすすめしたいカメラです。
・手振れ補正…無
・重さ…320 g
関連記事・商品紹介
富士フイルム製交換レンズの選び方については、下記記事をご覧ください
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埃の多い環境下でレンズを使う際には、保護フィルターを付けることをオススメします。レンズに付いたゴミを直に拭いてしまうとレンズを傷つけてしまいます。反射率がわずか0.3%のHAKUBA製「XC-PRO」であれば、画質の劣化はありません。コスパの高い保護フィルターです。(レンズの径にあったフィルターを選択しましょう)
カメラやレンズを通常環境に放置すると、数年後にはカビが生えてしまい画質に影響が出ます。一度生えたカビを除去することはとても困難です。カビが生える前に防湿庫で保管することをオススメします。
レンズキャップに紐を付けましょう。レンズキャップを落下させる場所によっては、回収できなくなります。
ブロワーを用意しましょう。レンズや保護フィルターに埃が付いても、ブロワーで拭き飛ばせば傷つくことはありません。
ブロワーで拭き飛ばせない汚れについては、レンズクロスで落としましょう。ティッシュで汚れを落とすと、高確率で傷がつきます。
登山中にはバッテリーが切れても充電することができません。特に、ミラーレスカメラは一眼レフよりもバッテリーの持ちが悪いです。そこで、モバイルバッテリーを持っていくと良いでしょう。
登山中にカメラを首から下げて持ち歩くと危ないですし、カメラも傷つきやすいです。そこで専用の携行方法をオススメします。
カメラやレンズの家電をネットショップで買うと、実店舗で買うよりも数万円安く購入することができます。ネットショップの最安値は、価格.comとは限りません。amazon、楽天、Yahooショッピングのいずれかが最安となることが多いです。
今回の記事は以上になります。