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【富士フイルム】山岳撮影でエテルナ(ETERNA)が映える状況6選

富士フイルム社製ミラーレスカメラには、写真の彩度や階調を手軽に変更できるフィルムシミュレーションという機能が搭載されています。

~彩度と階調とは~

・彩度 → 色の鮮やかさのこと
・階調 → 色の濃淡変化のこと

[写真]
図 各フィルムシミュレーションの特性一覧

フィルムシミュレーションのモードの1つ、エテルナ/ETERNAを使うと、写真の彩度と階調を下げることができます。

~彩度と階調が下がるとどうなるか~

・彩度が下がる → 色が地味に(モノクロに近く)なる
・階調が下がる → 色のメリハリが弱くなる

彩度と階調が下がると、写真の色がモノクロ調に近くなり、さらに色のメリハリが弱くなることで、いわゆる眠い写真となります。
エテルナは映画用フィルムを模して造られたフィルムシミュレーションですが、山岳写真においてもエテルナが映える場面がいくつかあります。

今回の記事では、山岳写真においてエテルナを使うと写真が映えるシチュエーションを6つご紹介します。

エテルナ/ETERNAの作例紹介

以下に作例を紹介します。
全ての写真において、左側が標準(PROVIA)モード、右側がエテルナ(ETERNA)モードです。

岩山

岩山の写真では、エテルナを使うことで写真が映えることがあります。

下記写真は劔岳を撮影したものです。
右側のエテルナモードの方が、左側の標準モードよりも彩度が低く(モノクロに近く)、階調が低く(色のメリハリが無くなる)なっています。
このことによって空や緑の存在感が小さくなり、相対的に劔岳のギザギザ感が強調され、良い写真となっているように感じます。




下記写真は、白馬岳の近所の杓子岳を撮影したものになります。
好みは分かれるかもしれませんが、上記写真と同じ原理で右側のエテルナの方が、杓子岳が強調され良い写真と捉えることができるかもしれません。

岩稜帯

下記の写真は、1月の厳冬期に北岳山頂から岩稜帯を通過し幕営地を目指す登山者を撮影したものです。
左側の標準モードでは、雪が眩しく岩稜帯の険しさがいまいち伝わってきません。
一報、右側のエテルナモードでは、雪の存在感が薄くなり相対的に岩稜の存在感が増すことで厳しさの伝わる良い写真となっているように感じます。

山小屋

山小屋内部の写真は、エテルナが映えることが多いです。
山小屋では木が使われている箇所が多く、木の質感とエテルナの眠い感じが良くマッチします。

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曇天

当然、登山においては曇天よりも晴天の方が良い写真が撮れることが多いです。
しかし、曇天の場合でも良い写真は撮れます。
曇天の日には、是非エテルナモードで撮影をしてみましょう。
エテルナモードを使い空の彩度と階調を思い切って下げてしまうことで、神秘的な写真となります。

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火山

火山とエテルナは合うことがあります。
下記の写真は噴煙を上げる焼山を撮影したものです。
左側の標準モードでは、空や雪山は綺麗に写っていますが、その分右の焼山と噴煙の存在感が下がっています。
一方、右側のエテルナモードでは空や雪山の存在感が下がり、相対的に焼山と噴煙の存在感が増しています。

木の標識を見つけたら、ズームレンズを使いエテルナモードで撮影してみましょう。
下記写真は、立山にある登山標識を撮影したものになります。
左側の標準モードでは、背景の空が主張しすぎていて、登山標識が埋もれてしまっています。
一方、右側のエテルナモードでは、空の彩度と階調が下がることで存在感が薄まり、相対的に標識の存在感が増しています。

フィルムシミュレーションを利用可能な富士フイルムカメラの紹介

以下に、フィルムシミュレーションモードを使用可能な富士フイルム製カメラの代表機種を紹介します。
尚、レンズについて迷った場合には、XF18-55mmF2.8-4 R LM OISが同梱されているレンズキットを購入すれば間違いはありません。※
このレンズはキットレンズとは思えないほど優秀な性能を誇ります。
広角側は換算27mmで風景撮影に最適、解放F値2.8と明るく星空撮影が可能、望遠側は換算84mmであり、特定の山をアップで撮影することが可能です。

※ 今回紹介する機種の中で、X-H1のみキットレンズの取り扱いが無し

X-T3

X-T3は、富士フイルム・Xシリーズのフラグシップ機(最高機種)です。
防塵防滴、-10℃までの耐寒性能を有します。

筆者もX-T3を愛用しています。

X-T30

X-T30は、X-T3の廉価版です。
X-T30には防塵防滴、耐寒性能はありませんが、X-T3とカメラとしての性能は全く同じです。
さらに、X-T30の重量はわずか333gであり、X-T3よりも156g軽量化されています。

防塵防滴性については、撮影時以外にはX-T30をトップローダーズーム等のカメラバッグにしまっておくことで対策できます。

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X-H1

X-H1は、X-T2にボディ内手振れ補正が付いた機種です。
富士フイルム・Xシリーズにおいて、ボディ内手振れ補正が唯一付いているのがX-H1になります。

ただし、手振れ補正を使うのはかなり限られた場面になります。
暗いところでカメラ内手振れ補正の付いていない単焦点レンズを使い、手持ち撮影をする場合などです。

X-H1には、重量が重い、電池の持ちが悪いなどのデメリットがあります。
よって、山においてX-H1の導入を検討する場合には、メリットとデメリットを比較して考慮する必要があります。



尚、写真をrawデータで保存しておけば、フィルムシミュレーション設定を後で変更することが可能です。
(もちろん、撮影現場でフィルムシミュレーションを設定することもできます)

今回の記事は以上になります。

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