【秋山登山】金峰山~霧氷の道をゆく~

2016年11月3日に、金峰山に日帰り登山にいってきました!

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金峰山の紹介

金峰山は、奥秩父に位置する標高2,592mの日本百名山です。
標高2,365mの大弛峠から登ることで、そこまで登り下りせずに登頂することができます。

金峰山の特徴は、なんといっても頂上に聳え立つ巨石・五丈岩です。
直方体を積み上げたような人工的な形をしているのですが、地面が隆起してできたそうです。

今回は、大弛峠を起点とし、金峰山に加え、国師ヶ岳と奥秩父最高峰の北千条岳に登った記録を紹介します。

今回の登山コース

今回の登山コースは以下のとおりです。

大弛峠→金峰山→大弛峠→国師ヶ岳→北奥仙丈岳→大弛峠
(コースタイム6時間半)

山と高原地図 金峰山・甲武信 (山と高原地図 27) に詳細が記載されています。
遭難防止のため、必ず地図を持ったうえで登山するようにしましょう。

登山開始まで

時刻は8時20分。
大弛峠へ向かう車窓の窓からの眺めです。
前日に寒波が入ったため、八ヶ岳はうっすらと雪化粧を被っています。
一方、標高の低い箇所は紅葉しています。
秋と冬が同居しています。


時刻は8時30分。大弛峠に到着しました。
トイレも整備されています。
大弛峠の標高は2,365mで、日本一高い駐車場です。
富士山五合目の駐車場を上回る標高です。


駐車場はほぼ満車です。
バスで来るか、もう少し早く到着する方が賢明でしょう。
なお、駐車場が埋まっていたとしても決して道路わきに駐車しないようにしましょう。
他の車がすれ違えなくなり、脱輪することがあります。
(過去に、実際にそういうことがあったようです。)


大弛峠には水場があります。
水場横の水は凍っていますが、水自体は凍ることなく流れています。
登山道に水場はないため、ここで給水していきましょう。


ここから金峰山へ登り始めます。


ズームレンズを持っていると標識をアップで写したくなる病。
処方薬は広角の単焦点レンズです…。


大ナギと朝日岳

登山開始。
前日に入った寒気のため、霧氷ができています。


霧氷のアップ。


登山道にもうっすらと雪が積もっていますが、夏靴で問題ありません。


霧氷を見上げる。


風が吹くと、霧氷の氷が落下してきます。


さらに登山道を進んでいきます。


大きな木を見つけました。通称「大ナギ」です。


大ナギを下から見上げた図。


枯木の隙間から富士山が見えました!
夏は単調な樹林帯でも、葉の落ちる秋には展望地と化します。


このあたりはガレていますが、特に危険ということはないです。


富士山と霧氷の2ショットです。
とても美しい。


野郎の後ろ姿3ショットです。
とてもむさい。


霧氷がボンボンみたいに固まってました。


金峰山へ

朝日岳に到着しました。
ここから一旦標高を50mほど下げていきます。


金峰山頂上を視界に捉えました!
金峰山頂上のシンボル・五丈岩が見えます。


両脇をハイマツに囲まれた登山道を進んでいきます。
青い空がとても気持ちいい。


ハイマツには氷が付いています。


ハイマツ帯を抜けました。
金峰山頂上まで、もうすぐ。


森林限界を超えました!
火星みたいな登山道を進んでいきます。


目の前の三角のピークが金峰山です。


金峰山山頂・直下です。


金峰山山頂(標高2,595m)です!


こちらは五丈岩です。
五丈岩に登っている人もいますが、やめておいた方が無難です。
理由は、ホールドとなる足場が手前に傾いていたり、ホールド間の距離が長かったりして難易度が恐ろしく高い為です。落下したら死にます。
また、五丈岩の前はご神体のはずなので、登ること自体が不適切と考えられるためです。


ご神体・五丈岩で儀式っぽいことをする同行者。


そこらへんにあった氷柱を食べようとする同行者。
芸人なみのサービス精神です。


甲府の街並みです。
同行者が儀式をしたせいで、雲が掛かってきてしまいました。


岩の上で佇む人シリーズ。


金峰山の周りには秀峰がずらり。
瑞牆山や国師ヶ岳は、金峰山と同じ登山道で繋がっています。


金峰山頂上からは、4つの方向に進むことができます。


我々は、来た道を戻り大弛峠へと引き返します。


国師ヶ岳と北奥仙丈岳

時刻は15時。大弛峠へと戻ってきました。
普通ならばここでお疲れ様でした!となるのですが、我々は山を限りなく愛する普通ではない人々です。
ここからさらに国師ヶ岳と北奥仙丈岳を目指します。


木の実に霧氷が付いています。
秋と冬が同居しています。

一方、ブログ主は独身独り暮らしです。


国師ヶ岳へ至る登山道は、上の方まで階段がよく整備されており、とても登りやすいです。


国師ヶ岳頂上(標高2,592m)に到着しました!


こちらは、北奥仙丈岳です。
北奥仙丈岳の標高は2,601mであり、金峰山を抜いて奥秩父最高地点となっています。


夕日とマジックアワー

時刻は16時半。
もうすぐ日没です。


ヘッドライトを準備し、下山していきます。


時刻は16時37分。
もうすぐ日没です。


シルエットになった五丈岩が見送ってくれます。


赤く染まる木々。


地平線へ沈んでいく太陽


太陽が沈みました。
空がオレンジ~青にグラデーションがかっています。
日没直後に見られるブルーアワーです。


明るいうちに駐車場へと戻ってきました。


空に月が出ていました。
いまいち焦点距離が足りず、うずうずする病を発症しました。
処方薬は望遠ズームレンズです。


ブルーアワーの時間帯は、空の色が刻一刻と変化していきます。


駐車場を後にします。
最高の山行をありがとうございました。

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